【配信】「不快感」っていうリスナーが「すぐに立ち去る」猛毒要素の話


どうも赤津きんたろうです!
TwitchやYoutube、ニコニコ生放送でいちリスナーをやっています!
私の記事は、しがない「いちリスナー」から見た、配信のあれこれについて思った限りに書きなぐって自分が気持ちよくなるNoteを書いてます!

そんな中で何か一つでも参考になるものがあればと思い、リスナー視点から見た「伸びない配信」「嫌われるリスナー」というポイントに焦点を絞って書き殴って行きたいと思います!


リスナーは「不快感」を感じるとすぐに立ち去るっていう話

さて、本日の話はこちら。
配信における「不快感」って話です。
これは自分が言いだした事じゃなくて、半年前くらいにある配信者さんが言っていた事の受け売りではあるんですがね!
そこを自分なりに考えてみると「ああそうかぁ~」って思った話です。

で。

この話をする前に、前回こんな記事を書きました。

こちらのNoteの終わりの方で「そもそも配信の面白さって何よ」って話をしてる中で、最後に「ポジティブとネガティブの関係」と書きました。

そして、今回語るのはコレ。

ネガティブ=不快感。不快感こそがリスナーを減らす最大の要素

です!

さてさてでは不快感ってなんぞやを話していくんですが。
ちょっとまずはコレを一緒に考えてみて下さい。

配信って「何を求めて見てる?」って言ったら皆なんて答える?

皆さんはこう聞かれたら何て答えるでしょう?
配信者とチャットしたいから?
可愛いVを見たり可愛い声を聞いて癒やされたいから?
煽ったり煽られたりでストレスを発散したいから?
生のスーパープレイを見て盛り上がりたいから?

人によって色々と答えは違うと思います。
そりゃそうでしょう、人によって配信に求めるものは基本、様々ですから。

ただ、その中でこれらは一つにまとめる事が出来ます。

人はそれぞれにとっての「ポジティブ(快感)」を求めて配信ってエンターテイメントを見てる

快感って言うとなんかスッキリ爽快とかカイカァァァン(悦)みたいなメッチャデカい、ともすればリビドーに近い悦楽を連想させますが、もっと緩くポジティブな感情としましょう。

その「ポジティブ」「笑い」なのか「癒やし」なのか「白熱」なのか「安心感」なのか、どういう快感ポイントが重要なのかは人によって様々です。
可愛い女性の配信を見たいんだって人は癒やしが欲しいんでしょうし、eスポーツシーンをよく見る人は白熱したいって思ってるでしょう。
一方で地声やボイチェン配信だけじゃなくてボイロ系(音声認識系)も流行ってますし、それらの配信ってラジオ的に聞きやすいな安心感・安定感というポジティブも大きく作業のお供を求めている人も多いと思います。

逆を言うと、配信において最も求められていないものって「不快(ネガティブ)」の要素ではないか

って話なんですよね。

そう言うと、ちょっと脱線ですが「暴言系とかイキった発言するとか流行ってるじゃねーか」って話があると思うんですけれどもね。
それらの配信って、少々の「不快」をスパイスにその開放からの大きな「快」を狙うって言うのがコンテンツだと思うんですよね。
だからちょっとそこは文脈が違って、単純に「不快」なだけの配信って誰にも見向きされないって事を言いたいワケですよ。

イキッた発言をする配信者がいるとして、それで人気の人はもう人気になってて色んな人からリスペクトされてるからそれが許されてるんですよね。
駆け出し配信者がそのムーヴをしたら「何だこのイキッたヤツは、調子にのって鼻につくな」って思われるだけなんですよね。

それに、実際に人気になってるイキり系配信者の方々も「必ず「つまんねぇ配信やめろ」とか散々言われた経験があるし、今現在も相当数のアンチも居る」ようです。
(駆け出しの頃や、売れ始めた頃に2chや5ch、Twitterでアンチに粘着された、凄く叩かれた、なんてのは大体聞きますし、今現在でもXでエゴサをすると「●●つまんね死ね」とか言う罵詈雑言のほか、「その配信者がいかにつまらないかというのをクドクド語っている」ポストが相当量書かれてるらしいです)

脱線が長いですが人の不快を買うって事は敵も作りやすくなるって事なんでしょうねぇ。鋼メンタルでなければやっていけなそうです。


さて。話を戻すとなんですけど…。

「不快(ネガティブ)」を感じると、リスナーはその配信から離脱する確率がガンと上がる

この要素についてガンガンに語っていきましょう。

まずは「不快」「ネガティブ」と言っても。
「うわ、こいつこんなコト言いやがってムカつく!こんな配信は見ない!」とかそういう話ではない
んですよね。
(逆に、上記のイキり系配信者は明確に「ムカつく」って思わせると「アンチが発生する」くらいに人の「怒り」を引き出してしまうケースがあると思った方が良さそうです)

何となくイヤだなとか、何となく「関心を抱かないな」とか。その程度の「ポジティブにならない感覚」、その程度の話ってことです。
そしてその程度で「リスナーはすぐ離脱する」は説明できる話です。

それは何故か。

配信から離脱するって、何よりも軽く一番最初に発生する「配信に対するアクション」って話

これって配信におけるリスナーの行動の重さ軽さを考えると当然な話で、「その配信見なくなる」って、配信を開いてまず最初に発生する配信に対するアクションであるとともに、一番軽い行動なんですよね。

だから、リスナーってちょっとした事ですぐ離脱する、それがそのチャンネルに馴染まないリスナーであればあるほど余計に

って事になります。
まずはココを抑えましょう。
そうなると、ちょっとした事でリスナーは離脱までするって事が、離脱「まで」じゃなくて離脱は「一番軽い行動」って前提で話が出来ます。

それに加えて「不快感って言っても、そんな悪態ついてるとかでもないのに何で不快感を感じられちゃうんだよ」って方向へ話を進めると、こういう話になります。

人間は、自分自身で感じ取れる「意識化」の感情はごく僅かで、殆どの感情は「無意識下」で動いているから

です。
これは心理学の世界ではフロイトから言われている事であり、普遍的な考え方のようです。
(私は専門家ではないので深くは知りませんが)

ChatGPTくんにその事を聞くとこんな答えが返ってきました。

人は常に自分の感情を完全に自覚しているわけではない、あるいは無意識のプロセスが感情に影響を与えているのではないかという考えを探求してきた心理学者たちがいる。精神分析の創始者の一人であるジークムント・フロイトは、無意識という概念を導入し、私たちの思考や感情の多くは、意識下のレベルで作用していることを示唆した。

感情の領域では、ダニエル・ゴールマンがその著書『エモーショナル・インテリジェンス』の中で、人は常に自分の感情を意識しているとは限らないが、感情への気づきを深めることで、感情をよりよく理解し、管理することにつながるという考えを述べている。

同様に、認知心理学の分野では、ティモシー・ウィルソンのような研究者が、意識せずに判断や感情に影響を与える暗黙的または自動的なプロセスという概念を探求してきた。これは、無意識の偏見や自動的なプロセスがどのように私たちの認識や態度を形成するかを調査する、より広範な社会心理学の分野と一致している。

人は自分が感じていることを常に意識しているわけではないという考えにのみ焦点を当てた特定の理論はないかもしれないが、この概念の側面は、精神分析、認知心理学、社会心理学など、さまざまな心理学の理論や視点に見出すことができる。感情と意識の研究は複雑で多面的であり、研究者たちはさまざまな角度からこのテーマを探求し続けている。

ChatGPT、英語で質問しその回答を機械翻訳したもの

で、実際にその事を検索してみると、いつものGPTって感じで実際は結構言ってる事がデマカセなのもありましたが、概ね近かったです。
どの心理学者も「意識化、無意識下(または深層領域)」について言及しており、無意識下が人の表面意識、行動に及ぼす影響というのは計り知れないと言っているようです。

さて、その無意識下の感情って人の行動にものすごく影響を及ぼしているよって話になり、その事についてもフロイトの時代から散々言われていることのようです。
そしてそれを配信ってものに還元するとどうなるか。

無意識下で感じる「なんか落ち着かないな」とか「なんかちょっとイヤだな」って要素が、リスナーを「離脱」までさせるって事になる

って話になります。

さて、それで最初の話に戻ると。
配信って何を求めて見る?って聞いたら、人によって求めるものは様々でしょう。
ですが、結論として一つの感情に言い表せるのではないかなと思います。


リスナーってポジティブな感情になりたい、エネルギーが欲しいから配信を見る

ということ。
逆に言うとこういう事なんじゃないでしょうか。

自分の貴重な時間を使ってイヤな気分になんて誰もなりたくない

って感じ。
これをX(旧Twitter)の話にしましょう。

X(旧Twitter)とかは愚痴の掃き溜めとして、社会や現状への不満を吐き出し、それを誰かと共有してる気分になって薄める、マイナスに割り算をしようって事に価値がありますが、Live配信の場合はもっと単純にプラスのエネルギーが欲しくて見ようと思われてる事が多いと思います。

なので、そこでマイナスに感じられる要素って基本は要らないんですよね。
それで。

ヒトコト「不快(ネガティブ)」と言っても、不快って根源的な要素で様々な方向に分解できる

ここは「人は自分の感情の殆どを理解していない、気付いていない」という先の話から出てきますが、何となく見続けようと思わないとか何となく関心がわかないというのは奥底に色んな感情が潜んでいると思うんです。

それをこんな感情・感覚じゃないかと箇条書きしてみましょう!

  • 恐怖感 = 「この人、怖そう」とかの配信者からのストレス

  • 不安感 = 「なんか落ち着かないな」という場へのストレス

  • 反感 = 「気に入らないな」って感じるストレス

これらは配信者に対しての「不快」です。
態度の悪い人とか喋らない人とかはこれらの不安や恐怖感、または反感を増長させやすく、また男性配信者はどうしても女性配信者に比べ、上記3つを持たれやすい傾向にあります。

例えばダミ声・ガナリ声のオッサンだったらシンプルに怖そうな人だなって感じてイヤだなって思うので配信から離脱する。

全然喋らない人だと日本人は「人が喋るべきシーンのはずなのに誰も喋ってない」ことに落ち着かなさを感じ、不安感を抱くのでそれが不快感になって離脱する、に繋がります。

またそれ以外にも不快要素は色々あり…

  • 耳への不快感 = 音質が悪い、聞き取り辛い、ノイズ

  • 目への不快感 = 画質が悪い、画面が無骨過ぎて印象悪い

などなど、「配信品質」に関するものもあります。
これらはシンプルに「身体に対するストレス」となります。

配信から外しても身体へのストレスというのはバカにならず。
ハッキリ分かる爆音がいきなりなって「うわっ!」ってなるのは多大なストレスですが、そういう不快な音って大きくなくても身体ってストレスを感じているんですよね。

配信品質に気を使えってのはそういう事です。
リスナーの目と耳にストレスを与えるからダメだってこと。

さてさて。
こうして見ると、結構「ストレス」に繋がる要素って重要だなって思います。

ネガティブつまり不快感って単純に「ムカつくなー」って表面にハッキリ出る要素だけではなくて、「何となく落ち着かない」「何となくイヤな感じ」という、リスナー自身も感じ取りにくい要素の方が先の話の通り大きいでしょう。

「うわ、こういうヤツ大嫌い!」と思って配信を閉じることって殆どなくて、「配信開いてみたらオッサンがなんかボソボソ喋ってた、フーン」って感じで興味を失って閉じる、というのがあると思います。

しかしその意識の深層では「うわぁオッサンかぁ、オッサンは好きじゃないんだよなぁ声が苦手」みたいな感じで、苦手=苦手に感じる「不快」の要素がその人の中に大きくあるのではないか、と思います。

で。
ここで最初の「同時接続が5人いない配信にはテンプレートがある」の記事からの流れに戻るんですよね。

再び併せてどうぞ!

要点として。

「同時接続が5人いないテンプレ配信」って、この「不快感(ネガティブ)」の要素を踏み抜いている事が多いから、すぐにリスナーがいなくなってしまうのではないか

ってことに話を持っていきたいんですよね!

面白そうに見えない」というのは、今回の話の流れでダメって事が分かります。
何故なら「面白そうに見えない」という事は「そもそもリスナーが配信を見る目的を満たせないから不快」という事になります。

「配信品質が悪い」というのも「身体へのストレスが高いので不快」となる。

「殆ど喋らない」とかは落ち着かなさを呼び起こすからダメ、「悪態をつく、態度が悪い」恐怖感や不安感を呼び起こすので更にダメ、となります。

逆に言うと、以下の要素を守るとリスナーを獲得し易いって話になるんじゃないでしょうか?

  • ひとつ、落ち着いて観れること(不安感の除去)

  • ひとつ、親しみが持てること(恐怖感・反感の除去)

  • ひとつ、配信品質に気を使い身体へのストレスを減らすこと

  • ひとつ、楽しそうに見えること(そもそもの配信を観る目的)

って所で如何でしたでしょうか。
自分で書いてても「あーなるほどなー」と思った要素が色々ありました。

これを踏まえて色んな配信を見ると、やはり「ウケてる配信は上の要素をちゃんと守れているな」と感じます。

というワケで簡単に最後にまとめると。

ちょっとした事にも気を遣わないと、リスナーってすぐ立ち去っちゃうよ

というお話でした!

ではでは今回も毒っ気強めでしたが、もし気に入って頂けましたらスキとフォローお願いします!
それでは赤津でした!


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