記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【映画感想】ザリガニの鳴くところ

自然から学んだ生きる力

ノースカロライナ州の湿地で幼い頃から一人で暮らす美しい少女カイア。
次々と家族は湿地を離れ、最後に残った父もカイアを残して出ていった。
6歳の少女には辛すぎる現実。
なぜ誰もカイアを連れて行ってあげなかったんだろう。
雑貨屋の夫婦だけがカイアを気にかけてくれたが、カイアは決して二人に甘えることはなく貝を集めて彼らに渡し、お金と交換してもらい生活する。

やがて成長したカイアはある2人の男性と出会う。
出会ったのがテイトだけだったらよかったのに。
テイトも一度約束を破って、カイアを落胆させたけど・・・。

変な男につきまとわれてしまったがために、カイアの人生がくるってしまった。
殺人容疑をかけられたカイアが、本当に殺したのかどうか、最後までわからずにハラハラした。
湿地で育ったカイアを色眼鏡で見る町の人たち。
「私が拒んだんじゃない、彼らが拒んだのだ」というカイアの心からの叫びが切ない。そう、カイアは学校に行こうと、町の人たちに溶け込もうと頑張ったけど拒絶されたのだ。

カイアが経験した壮絶な人生を想うと、衝撃のラストも納得。
誰もカイアを責めることはできない。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?