【映画感想】アバウト・ア・ボーイ
2人じゃ足りない、3人でないと
この映画は好きすぎて、逆に感想を書くのが難しいです。
父の遺産で生活する無職の独身男ウィルは自由気ままに人生を楽しんでいた。
後腐れなく別れられるという理由でシングルマザーをターゲットに恋愛を楽しもうとするクズ男のウィルですが、風変わりな少年マーカスとその母に出会い、徐々に変化が。
マーカスの母はとても優しいけど
情緒不安定で時々自殺未遂を起こしてしまう。
マーカスはマーカスで学校ではいじめられていて、普通なら心を病んでしまうほどの状況なのに不思議と悲壮感がない。
壊れてしまいそうな精神状態の中で、マーカスがたどり着いた答えは、「2人じゃだめだ、3人必要だ」
そこで強引にウィルを仲間にいれようと(母とくっつけようと)する健気さがいじらしい。
家庭内の問題を、家庭内でなんとかしようとすると、たいていうまくいかないよね。
このマーカスの発想がとっても素敵でこの映画が大好きになりました。
結局、ウィルはマーカスの母とは結ばれない(母が変わり者すぎる・笑)のですが、ウィルも一人では生きていけないことに気づき、皆がハッピーになるラストに心がほっこりします。
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