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新大学受験生にオススメ!参考書紹介『大学入試 英文解釈クラシック』(最高)

2023年度に大学受験した私が、やっていて本当にオススメしたい参考書を紹介します。
それは、久保田智大著『大学入試 英文解釈クラシック』です。
この本は、駿台の伊藤和夫先生という『受験英語の神様』ともいわれる英語講師のお弟子さんである久保田智大先生が書いた、2020年に出た新しめの英文解釈の本です。私はこの本を手にしたとき、英語の勉強にスランプを感じたときに、"一冊で僕の英語の実力をグンと上げてくれる最強の本"は無いだろうかと探しあぐねていたところ、この本にたどり着きました。
 この本のオススメポイントを大きく3つ紹介します。

その1.くわしくわかりやすい

この本は、他の本と比べて特筆すべき点はまず分かりやすさです。この本は、複数の長文がチャプターに分かれて解説されているのですが、その全てが単語レベルもそんなに難しくはないが英文の構造と内容は少し受験生が苦戦するようなところを引っ張ったような、英文解釈の勉強に最適な絶妙なレベルの英文をチョイスしています。そして、その文の構造を全文ビジュアル化して解説しているところが素晴らしいです。これは昔の英文解釈本にありがちな、本文の短さに対して著者の長い長い解説を読んでちょっと読むのが面倒くさくなっちゃうという悩みを、ビジュアライズして脳にスッと入るように工夫して解決しているところが感動ものです。しかもその内容も小難しい論文みたいなものではなく、読んでも面白い物語や説話などで、長文入試本にありがちな内容も小難しくてめんどくさい、和訳しても何言ってるか分かんねーよという悩みも極力カットされています。つまり、この本は英文解釈や読解の勉強にまとわりつく"めんどくささ"を極力感じさせず、どんどん学習できる真の"わかりやすい"本だと思います。(レイアウトが見やすく整理されてるところも推しポイントです)

その2.量が意外とあるので、とことん学習できる

この本は分かりやすいだけでなく、文章や問題の量もしっかりあるところが素晴らしいです。全16チャプターの英文(中文程度)には、二三問読解問題や和訳問題がついています。そのチャプターをしっかり理解終えたあとには、本の後ろにそのチャプターごとの内容の理解を確かめる復習問題(いずれも大学入試問題)がありますので、それで内容をフィードバックすることで確かな知識が身につきます。英文解釈の本の悩みとして、短文解釈だけでは実戦に乏しいので色んな本に手をつけるがお金もその分かかってしまう。そして本の内容の品質も一定ではないため学習にブレが出ることもしばしばですが、この本は質、量ともにボリューミーなのでしっかり実力を身につけられ、英語の勉強が路頭に迷うことはないです。自身のメインの一冊になってくれることでしょう。

その3.地味にありがたい『英文音声無料ダウンロード』

この本は、先にも言ったとおり複数の英文が載っています。そして、その英文音声のほぼ全てが無料ダウンロードできます。普段勉強している英文を日々音声でも聞いておくことで、英語の速解力やリスニング力を鍛えることができます。これも最近の著書では増えてきましたが、音声のない本もまだ多いのでウォークマンUserで高校から自宅まで距離があった自分には地味に嬉しかったです。

最後に

この本は、今まで英語を普通に勉強してきた受験生が、入試の長文問題を得意にするのにピッタリな参考書だと思います。ただ、この参考書のレベルは少し高めであり、俺アンド私には関係ないという人がいると思います。そんな人のために最近、この本の姉妹本として『大学入試 基礎からの英文解釈クラシック』が近日出るようです!これなら、高校一二年生や基礎からとことんやりたい受験生にも対応できそうです。ぜひこの記事を自身やお子さんの参考書選びの参考にしてみてください。(ぜひ参考になったら♡をお願いします)

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