コトラー読書会 DAY3

我々の活動も第3弾!!
3月19日(日)に開催致しました。過去最多の9名が参加。(激多忙のさとゆうさんは仕事に戻っていきました)

今回は3章を皆で読破しました。ファシリは4月から転勤のぐっさん(転勤が迫る中ありがとうございました)書記は私、宇宙刑事えーちゃん が担当です。

おのっちは入院先の病院、さとゆうさんも職場から という、バッタバタの中の開催。(ガッツアルナァ、オレタチ)

3回目という事もあり、質問や進め方も慣れてきた感じですかね。
では本編。

第3章:環境分析の重要性


環境分析の精度によって戦略の確度が変わってくる。だからマスターしなさい!!がコトラー&ケラーさんからのメインメッセージだったのではないかと。(イメージモデル 最下段に載せました~)
2時間にも及ぶ議論の末、私の独断と偏見でトピックスを3点に絞りました。

①組織における情報伝達 誤謬を防ぐ方法とは?

P90のマスタングの例。営業マンの出来不出来によって、顧客の持つニーズに対する情報を、マーケティング部署等がはき違えてしまうのではないか?が切り口に展開された話題です。
・営業の力が評価され、黄色のマスタングが販売されることは良いことだよね。
・社内情報伝達において誤謬を防ぐために、ユーザー様からの質問内容全貌を載せそのまま関連部署に共有するよー!
などの意見交換、事例の共有がありました。

うちの会社BTOBにも関わらず、一般消費者の方から問い合わせが入った際、状況に応じて営業マンが直接一般の方と会話することが有るんです。本当に答えなければならないことが何か?が分かるから、その意味では正解でもあると思いました。

②デザイン思考も大事。でもアート思考(センス)も持つべき

研究開発費もマーケティング部が決めるという事なのか?サイエンスだけどアートみたいな感じ? という質問から始まった話題でした。
研究開発費はマーケ部ではなく、全社戦略の中で決定するのでは?という前提を置いて、その中でマーケティング部は、どの企業がどの分野に研究開発しているかを押さえておく必要性がある ですかね。(ヤルコトオオイ…)
で、その後デザイン思考アート思考に話が移りました。
一応参考までに書いておくと…
デザイン思考:問題解決やイノベーションのために、顧客の抱えるニーズや欲求を理解すること
アート思考:感覚的な思考に重点を置いた思考法。(インスピレーションとか個人の価値観に依存)
とのこと。
どちらも正解は無いのですが、我々はマーケティングのクラスを受けている時に、お客様を考えること の重要性を学んできましたね。だからそこではデザイン思考に近しい力が磨かれているのではないかなと。

・・・でもね、これだけは分かっている。いくらデザイン思考を学んでも、最終的にセンスは大事。で、そのセンスをどう磨くのか と言ったら、やっぱ色んな経験をしていくことが必要なんじゃないか というのが自分の意見です。(ここのメンバーは何というか『センスの塊』みたいな人多い気がするの自分だけ…??笑)

③テクノロジーの進化をどう捉えるべきか?

個人的にMVT(Most Valuable Topic)
こうだよね。という結論には至らなかった感があるのですが、答えが無い問の1つだからこそ興味深い。うまく表現できないため、出た議論をトピックス形式でお伝えできればと思います。

-技術の掛け合わせが革新を起こす-

技術が完成されるまでの工程のお話。
 技術が「構築段階」にある時、我々は研究論文等でその情報にリーチ可能
 技術が「出来た時点」は、この世に出てくるタイミング
このような技術が掛け合わさる瞬間こそ、大きなビジネスの誕生の瞬間なのかと。(この技術が企業にとって最強の武器足りえるのです。アルテマウェポンですよ、ええ。)

では競争戦略を構築するに当たって有効なのは?と言われたらやはり、技術構築段階でそれをフォローしていくことですよね。先行者利益を確保する。
・そこまで経営リソースが割けるか?
・その技術を運用するにあたって不確実性(リスク)はあるか?
等の論点とも付き合わなければなりませんが。

-基礎研究と応用研究の背景-

基礎研究とは、学問や科学技術の基盤を確立するために、知識の積み上げや理論的、実験的な検証・研究を行うこと。一方で応用研究とは、実社会の問題を解決することを目的としていること。 
んで、応用研究>基礎研究と言った予算の配分、傾注度 になっているらしいのです。なぜか?
基礎研究は成果が出るまでに10年位のスパンが掛かるし、その成果が目に見えにくい。逆に応用研究は経済的な効果を生み出しやすい。
つまり金銭的価値が見出しやすいのでしょうねってこと。

自分達の学びで言うと、やっぱクリティカルシンキング≒物事の考え方 を最初に学ぶことは重要なのかな と思いました。
(基礎を固めて応用科目に突入!オー!!第1のワインをちゃんと作って、マルゴーの新しい畑買うぞー!オー!!みたいな感じ)

④おまけ

前回ぐっさんが紹介してくれたイノベーション・オブ・ライフ 読みましたー!
うん、これは読んだ方が良いですね。自分は息子が2人いるのですが、どうやって家のカルチャーを構築していくか?を考えさせてくれました。
最近どんな情報でも簡単にリーチできる様になってきて本当に便利。でもその利便性が子供の思考力を削っている側面もあるんですよね、きっと。不便を楽しむことで『考えることの楽しさ』を子供に伝えたいと思いました。具体的にはキャンプとか、家の手伝いとか、釣りとか。
またクリステンセンさんの破壊的イノベーションも、上の技術の話にも繋がりそうだな と言った具合です(長くなりそうなので割愛)

今回のトピックスにまつわる本の紹介

センスは知識からはじまる | 水野 学 |本 | 通販 | Amazon

話題に出た2次情報一覧(さぁ、センスを磨こう!)

SPEEDA :
SPEEDA|経済情報プラットフォーム (ub-speeda.com)
ビザスク:
 https://speakerdeck.com/nozomi/research-tips-for-new-biz-creation
テッククランチ:
https://techcrunch.com/
政治系:
https://www.nhk.or.jp/politics/
日経:
https://www.nikkei.com/compass

⑤おわり:次回は4月23日(日)21:00~

ファシリ:鈴木 書記:ひっつんで開催予定です。
期初の方が多いと思うのですが、体調崩さないようゆるーくやってきましょう。では皆さんごきげんよう~

環境分析のイメージモデル:

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