そのまま瞑っていて


一緒になりたいと思うのが夜ならば良い
感情も距離も全てを一斉にさらってくれる夜の闇が好きだ
現実離れした黒と無の世界にどことなく安心できる
眠っていた太陽が顔を出し世を照らし出すその瞬間が来ないという事は、時間軸は途切れてしまうのか
いつからか太陽が顔を出してから顔を沈めるまでが一日だと定義した世の中だって例え夜が来なかろうと時間が止まる事はないのだろうと思う
夜を朝を迎える過程としてただ捉えているような事ならそれは私の言う夜ではない
闇夜を想うだけで心身が無力になり今頃遠くで目を瞑っているから恥ずかしくないよとあの子になんだって語りかけている



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