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斗香庵(ラーメン)

酒以外でこの言葉を用いるのはおかしいかもしれないけれども『淡麗』の一言に尽きるようなラーメンだった。

「つるつる」という擬音がこの上なく似合う滑らかな麺に天然水かと錯覚する程に軽やかな口当たりのスープ。

薄く切られているにも関わらず確かな弾力があり、噛むほどに柔らかく広がるチャーシューの香ばしさ。

ラーメンを食べてこんなに感動をしたのは久しぶりだ。

「啜る」というよりも「流し込む」という表現が最もしっくりくる麺であり、モチモチとした新鮮な歯応えを持ちつつも、一度口に運べば自ずから流れてくるようにイキイキとしていた。

食べ終わったあとには油濃さや倦怠感はまるでなく、ほどよい満足感を味合わせてくれる素晴らしいラーメン……

お店を出て、歩きながら帰っているとピリ辛いスープの残り香が後味として楽しませてくれていることに気がつく。


このクオリティで710円という優しすぎる価格……

朝イチで行ってみて良かったです。
とても素晴らしかったです。

ご馳走様でした!

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