夢の話 

どういう流れだったか、とにかく急に光が現れた。

その神々しく輝き放つ光の中に、僕も光の一粒となり飛び込むと、熱烈な歓迎のもと迎え入れてもらえた。

熱烈とはいえ、ホームランバッターを迎え入れるメジャーリーガーの様な手荒さではなく、内側にすっと優しく入ってくる様な

目の細かいブラシとブラシを押し当てて引っ掛かる事なくお互いの毛先が根元まで到達する様な、完璧な気持ちよさのもと迎え入れてもらえた。

個を残しながらも一つの神々しい光になれたような最高な夢を見た。  

しかし、やがてそんな光をも飲み込む闇が現れ、こちらに迫ってきた。

僕らは闇に飲み込まれ散り散りになり消えた所で目が覚めた。

両サイドの子供たち2人と絡まったように眠っていたようだ。   

上の子の、なんだかよく分からない愛くるしい寝言の吐息を鼻で感じ、起き上がる。

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