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理不尽なことでキレるのをやめたい

本日はココロノマルシェに回答します。
ご相談内容に共感される方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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本日は「理不尽なことでキレるのをやめたい」というお悩みについてです。

理不尽なことでキレてしまうことをやめたいです。
仕事で上司から定時後に無理難題を押し付けられた、彼氏から連絡するねと言われたのに自然消滅された、電車で水をこぼされたのに謝罪なしなど、理不尽なことに自分が遭うと怒りがおさまりません。昔から短気で、自分の思い通りにならないとイライラします。
イライラしないようにその場から逃げるなど対策を取ってキレないようにしてますが、上記のように自分で避けようと思っても避けられない事態に遭うと対処できません。汚い言葉を使ったり早口で捲し立ててしまいます。
ひどい時は物に当たってしまいます。最近は相手がわざとやったことじゃないと思ったら相手の背景を考えて許せるようになってきました。
でも相手の悪意を感じたり、間違っていると思ったことに直面すると許せません。
キレた後に「さすがに怒りすぎた」と反省します。
このままだと家族も恋人も仕事仲間も離れてしまいます。

どうすれば自分の感情をコントロールしてキレないようにできるでしょうか?

ご相談への回答です


昔から短気で、自分の思い通りにならないとイライラします。

とても他人事とは思えないご相談に、少しでもお力になれれば、と、思いました。

怒りに振り回されたくない。大切な人を失ったり、関係を壊したくない。なのに、自分の感情なのにコントロール不能になりそうなるくらい強力な感情である怒りに対して、怒りを感じるのが怖いと思うことさえあり、腹立たしさを感じても「自分にもこんな落ち度があったから仕方がない」「相手の取り巻く環境がこうだから仕方がない」と、「自分を言い聞かせて」、「腹立たしさをなきものに」しようとしていました。
すると、どんどん怒りが大きくなって、ついに爆発(いわゆる「自爆」というものです)。
たくさん、自分の気持ちを置いてけぼりにしてきました。そして、「自分が怒りを感じる」ということに、とても嫌悪していました。

爆発するほど、自分を犠牲にして、相手のために、と行動していたのに、ここで怒りでそれまでの関係を壊してしまうなんて、本末転倒、頑張りが報われないな、と思いました。
そして気づいたんです。「もう限界だよ」ということを「怒り」が教えてくれたことに。

怒りは、大切な感情で、ちゃんと感じる必要性があるんですね。どの感情も意味があるのです(←ここ、とても大切なポイントです!)

では、これから、怒りの感情との向き合い方について、4つ、ポイントをお伝えできればと思います。




① 怒りを感じきる

一度怒りを感じてからというもの、私、その怒りが止まらなくなってしまったことがあります。でも、怒りはちゃんと感じ続けると、あるとき、「そういえばこういう考え方もあったな」とか「あの時、相手はなぜそうしたんだろう(理解はできなくても)」といった余裕がでてきます(信じられないかもしれませんが、心理学では、感情は感じきるとなくなるといわれています)。

今は絶対に許せないけど、いつか許せたらいいかもしれない。
怒ることもプロセスのひとつと感じると、少し楽になるのではないかと思います。

② 自分のルールや期待に気づく

理不尽なこと、それはきっと、自分の考えや価値観に反した行動だと考えられます。つまり、自分が持っている正しさの尺度から、相手の行動を判断している、と言えるのかもしれません。この場合、「自分は正しい」ということは「相手は間違っている」ということになってしまいます。

こうなると、たとえ、相手が自分の思う通りに動いてくれたとしても、相手の心のうちにはわだかまりができ、いつか、相手の感情が追い付かなくなる、という事態になりかねません。

■正しさより、幸せを選択できる自分に

お互いが、居心地の良くなるために、「自分の正しさ」すなわち、「こうあるべき」「こうなきゃ」という考えを見直してみませんか。どんな考えが自分の中にあるのか、振り返ってみましょう。そして、「べき」「しなきゃ」を緩めたり、場合によっては手放せると、イライラの強さや頻度が和らいでいきます。

③ 自分の自分に対する印象に気づく

人に怒りや恨みを感じたとき、自分がどんな人だと思っているのか?をみてみましょう。
バカにされる人、価値のない人、どうでもいい人、居ても居なくてもいい人、無視してもいい人、見下される人、大切にされない人、見捨てられる人・・・
似たような言葉でも構いません。思い浮かべてみてほしいのです。「人と比べて」どうかと考えると出てきやすいかもしれません。その中にきっと、「あ、これこれ」と思うものが見つかると思います。

このイメージが、自分の印象となってしまいます。「そんなことはないよ」と人に言ってもらったとしても。

そして、例えば「あなたとはやっていけない」と言われたときに「価値のない人」と感じたとしましょう。その「価値のない人」と感じたことと、その人を切り離していくのです。

④自分の本当の気持ちに気づく

■本当はあの時どうして欲しかったのか?

私の悲しい気持ちをわかって欲しかった。優しい言葉をかけて欲しかった。最後まで言い分を聞いて欲しかった。

大切なのは本当はどうして欲しかったの?を自分でわかることなんです。

ネガティブとポジティブはコインの裏表の存在。希望や期待が大きかったから、悲しみも大きいのです。闇が大きい分、光も大きいのです。

私も、何をしていてもイライラしたり、眠れなかったり、強い怒りを感じているときは生活の質が下がることもしばしばありました。

怒りや恨みをもつことは、とても大きなエネルギーが必要です。怒りの強い人ってパワフルで、情熱的ともいいます。そして同じくらい愛の大きさも大きい方なんですね。ネガティブとポジティブは単体では存在しえません。ポジティブな感情だけを感じて生きていくことはできません。ネガティブな感情を感じなくしようとすると、ポジティブな感情をも感じられなくなるのです。

それくらいたくさんあるエネルギーを愛に変換できたら。持ち前の愛情深さで、人を温めたり、包み込める人だと思います。そんなほしさんが、毎日、楽しく幸せに過ごせますように。


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