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Blue植物化❽ 他者のまなざしから遠ざかる、荒野の馬みたいに。
昨年、3キロくらい痩せた。
その発端は、こちら、である。
5Kgも8kgも痩せてみよう
と、はじめは思っていたが、
ある時から、
➖3Kgで、十分ではないか?
と、思いはじめた。
我慢せず、食べて、
強迫観念無く、運動をして
(ときに思い切り、休んで)
体力も満ちている
なら、この体重がベストでは?
と、思いはじめた。
そうして、
わたしは何故、50才を過ぎても
40Kg台に拘るのか?
と、考えてみた。
《小柄なおんなのひとは
45Kg前後が、ふつうである》
というような、
可愛い子はみんな
《松田聖子ちゃんを基準とすべし》
というような
少女の頃からの
思い込みが消えていないのではないか?
昭和な男も女も、共に
と、思い至った。
そして、写真を撮ってみた。
お気に入りの洋服を着た
ジブンのポートレートを。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126673232/picture_pc_06bd909b95356becf22311d12455ac23.png?width=1200)
周囲を透過して、カラダだけを
つまり、外側を写した。
あれ?
痩せ薬を飲んだら?
とか、
何故、
言われなくちゃならなかったの?
この写真より、
3kg、太っていただけ、なのに。
次の日も、その次の日も
撮ってみた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126673761/picture_pc_405ce4f26b676f7926150034ea4141f1.png?width=1200)
キロクしていた。
わたしは、安堵した。
他者と比べれば、
さまざまに《欠点》は
あるかもしれないが、
わたしらしく、在る、わたし
を、確認できたから、だ。
あのひとは、ただ
どうでもいいおんな、を
貶めたかっただけ
と、確信した。
惨めなキブンが
一気に、晴れた。
➖3kgで十分。
つまり、
54才で
155cmで
50Kgで
体脂肪29%で
良い、のだ。
裸で、撮れば
たるみ、や、
肉がつきすぎている部位が
当然、あるだろう。
が、
わたしは、毎日
お洋服を着て、
外の世界に出ている。
お洋服とわたし、で
《わたし》を表現しているのである。
大丈夫。
痩せ薬を飲む必要は、無い。
他者からの承認、は、いらない。
ということで、
ジブンを数字で見張るのはお仕舞い。
他者のカラダを見張るひとは、
こぞって、無視。
そのかわり、わたしは
わたしを、愛おしく見つめる。
加齢による変化も愛おしく。
そんなこころで、
《初老なお洋服日記》を
続けることに、した。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126675300/picture_pc_4d57cddc010588a5b1e6d854f4902cf7.png?width=1200)
好きな服を着る日も、ある方が良い。
見苦しいなどという他者がいても
気にしない。
さいきん、
あるひとから、唐突に
どうしたんだろう?
あなたは、年齢を取り払ったみたいだ
と、言われた。
わたしは、
おんなは年を取る、と
いろいろ自由になるんですよ、
あなたのまなざしからも
もはや、遠くにいるんですよ
荒野の馬、みたいに。
と、思いつつ、
微笑むだけに留めた。
好きに生きる。
Blue植物化はひとまず
完了した。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126675680/picture_pc_98315c45443ebf50cec3d8b05197b9e4.png?width=1200)
古着なコートで働きに行った。
🕯️Blue植物化は、
《初老なお洋服日記》へ。
まいにちのジブンを愛しむキロク、と
なりますように。
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