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Blue植物化(ダイエットキロク)



あるひと、から、

痩せ薬を飲んだら?

と、暗に仄めかされて、
とても悲しくなった。

彼からは、ときどき
そんなことを言われている。


いつもは、笑い飛ばすのだが

閉経したかも、と
思っていたのに

不意に生理が来て、
カラダはだるく、

猛烈に暑い日の午後で、
疲れていたこともあって

ほとほと、嫌になった。


ふとした時に、唐突に
外見をせせら笑われる。


何故、それを彼はするのか。

答えは、簡単、である。

そのひとは、
男、として、

おんなのカラダを品評するのが
楽しいのである。

そして、品評の結果を

男の俺が、おんなに
教えてやる、のは、親切なこと

だと、思っている、のである。



そもそも、わたしは、
彼から見れば、おんな、の
範疇には入っていない年齢なのだが、

しかし、言ってくる、ので、ある。


あなたの健康のために
言っているんだからさ、

みたいな口調で

腹筋のマシンの広告を見て、

買ったら?つけたら?

などと、くすくす笑って
こっそり、耳打ちしてくるのである。


やはり、《娯楽》なのである。

言うのが、楽しいから、

言える相手がいると、 
言わずにいられないのである。

たまたま、わたしがいま、
言える相手、なので、ある。


さて、わたし、は、というと

背丈155cm体重53Kgの54才である。

たしかに、若い頃を思えば
体型は、どっしりしている。

ただいま、更年期真っ盛りで
少し不調な日もあったり、

それに、
今まで通り食べていても、

お腹や背中に、贅肉が
つきやすくなってきた、と
実感している。

BMIは22.
(一応、健康指数の範囲内)

健康診断でも
特に悪い、ところは、無く

これ以上は増えないように
気をつけながら、

太めでも、まあ、良いか、と 
思っているのに、

彼は、ユルサナイ、のである。


彼の《娯楽から逃れる》には、
環境を、すこしく変える必要がある。

しかし、今、わたしは変えたくない。


なので、考えた末、

筋肉をつけて
強くなる→痩せる

こと、にした。


弾丸に当たらないよう
防弾チョッキを着て
逃げ回るのをやめて、

彼が、
《こいつはもはや撃てない》と

銃撃対象から外させる
作戦、で、ある。




さて、30才半ばに、

熱心に筋トレしたり、走ったり、
ストレッチしたりしていた日々を

思い出そう。


蔑みの弾丸を
撃ち込まれない、

しなやかな強いカラダの
54才になろう。



軽んじられて、
嘲笑されること、に
慣れてはいけない。


**************


タイトルの《Blue植物化》は、

今回のカラダを変えることを
イメージしたコトバである。

客体(女)としての
記号としてのカラダを目指す

では、なく、

そういうまなざしから、
遠く離れていくためのダイエット

なので

植物化、という語を使った。


Blueも、しかり。

けっして、pinkには
なっていかないのである。


初老は、燻みBlueのイメージ。
或いは、銀青。


🕯️
このマガジンに纏めていくのは
Blue植物化、の過程、である。

先にも書いたように、

おんなのカラダは、
まなざされ、品評されるものではなく
生きているひとりの人間の
魂を包んでいるもの

で、ある、ということを

芯に置いて、書いていきたい。


子供を生むこと、
生んだこと、

子宮を有していること、
生理があること、

最近、目にするコトバ
《おんなとして生活する》こと

などにも、こころを向けつつ
個人のキロクとして、書いていきたい。


********

体重、体脂肪などの数字も
ときどき、あげていこうと思うが、

あくまで、数字は目安なので、
あまり、固執しない。

食べ方、運動方法などは
詳しく、あげることはしない。

情報は溢れているし、

細かく決めてやり過ぎるのも、
こころに負担だから、だ。


********


少し太っている、くらい
ゆるす、世の中であってほしい

体型も年齢と共に変化するのだから、

が、本音である。

しかし、言われ続けるのは
もう、嫌、なので、

がっつりメタモルフォーゼしていこう。




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