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破天荒な社長に振り回され身も心もボロボロ・・・

おはようございます! 
江崎愛です。 
 
テンション下がるようなタイトルでごめんなさい(笑) 
 
 
意外と元気が出る話かと思いますので、気が向いたら読んでみてください! 
 
 
 
この破天荒な社長とは、私が2社目に働いたダイヤモンド営業会社の社長です。 
 
 
 
新卒で入社した会社は全国に7支社あり年商100億という業界では2番目に大きな会社でした。 
 
 
あまりにブラックで辞めましたが、営業をまたやりたいという気持ちが抑えきれなくて同業他社からスカウトされ転職をしました。 
 
 
その会社は埼玉県が本社で、栃木と茨城の水戸に支店があるだけの比較的小さな会社でした。 
 
 
 
その分自由度が高く、入社3か月ほどで昇格させてもらい、私をスカウトした上司と新しい課を作り、部下の教育や営業のやり方など私のやりたいようにさせてもらえました。 
 
 
 
その時点で社長との面識はほとんど無い状態でしたが、破天荒な噂は聞いていました。 
 
 
 
【社長に初めて振り回されたあの夜w】 
 
ある日、次の日から水戸支社に研修のために一人で出張することになっていたので緊張しながら色々準備をしていました。 
  
 
そんな時に、社長が行きつけの老舗のクラブが30周年記念パーティをやるということで頑張っている社員2名を連れていくことになり、そこに上司と私が選ばれました。 
 
 
とても嬉しかったのですが、明日から出張なので早く帰りたい旨を上司に伝え、参加しました。 
 
 
 
さすが老舗のクラブのパーティーという感じで誰もが知っている有名歌手が何人もお忍びで来ていました。 
 
 
そのうちの一人の歌手と社長は仲が良いらしく、同じテーブルでどんちゃん騒ぎをしていて2次会に行くことになりました。 
 
 
ほぼ社長と話すのが初めてだったので、「お前も行くぞ!」と言われたら断れず、顔だけ出して帰ろうと思いついていきました。 
 
 
 
酔っ払った社長は私の前にどんと座り、「お前、まさか帰る気じゃないだろうな!朝まで飲めよ!」と。 
 
 
 
「すみません、明日から水戸出張で本当に頑張りたいので早めに帰っていいでしょうか??」
とお願いするにも「出張は全力で頑張れ!でも今日は朝まで飲め!両方ちゃんとやれ!」
とさすがブラック企業の社長だと感心しつつも(社員の仕事の邪魔するな!)とイライラが募ってきました。 
 
 
 
上司が何とかうまく言ってくれて終電では帰れましたが、出張は神経も体力も使うのでそんな前日に朝までを強要する社長に怒りの涙が出てきました。 
 
 
 
他にも今では【アルハラ】のようなことを社員にするのは日常茶飯事で、なるべく関わらないようにしていました。 
 
 
 
仕事に関しても破天荒で、どこどこの会社でこんなやり方したら売り上げが上がったという情報を聞きつけるたび、法律チェックも関係なしにすぐに社員にやらせて振り回す。 
 
 
 
他にもエステ事業が儲かるらしいと聞きつけて、2階建ての店舗の1階をエステサロンに改装して1階は私たちの課だったのに2階にまとめられる・・・ 
 
 
その他競馬予想ソフト販売や耳つぼ事業などをやっては失敗しの繰り返し・・・ 
 
 
 
そんな時事件が起きたのです! 
 
 
 
水戸支社の社員が10名くらい一気に夜逃げをしてしまったのです。 
 
 

水戸支社は売り上げは高いのですが、支社長がものすごい厳しくて社員はみんな病んでいたようです。 
 
 
 
水戸支社を助けるために本社からなぜか全員水戸支社に転勤になりました。 
 
 
「多分1か月くらいだから辛抱してね・・・」という上司の言葉を唯一のモチベーションにして頑張りました。 
 
 
 
薄々気付いていましたが、案の定1か月で戻れるわけもなく気付いたら半年経っていました。
  
 
 
 
いつ戻れるんですか?と何度聞いても上司からは【もう少し】という返答ばかりで一向に先が見えなく、どんどん社員全員のモチベーションが下がっていき、売り上げもどんどん下がっていきました。 
 
 
 
そんな時また事件が!(笑) 
 
 
上司が真っ青な顔をして「本社が2階も全部エステサロンになってる!!」と(笑)
 
 
 
はぁ??と何が起きたか理解できず硬直していると、
「社長からなんだけど、もう宝石営業部は辞めてこれからエステ事業一本にするから埼玉戻ってエステの営業やれだって。嫌なら辞めろだって!水戸支社もたたむって!」 
 
 
上司も寝耳に水で絶望していました。 
 
 
 
正社員でこんなに振り回されることってある???
みんなこう思ったはずです。 
 
 
 
もう社長についていけないと9割の社員は辞め、1割の社員は埼玉に戻りエステの営業をすることになりました。 
 
 
私ももちろん辞めましたが、失業保険をもらいつつまずは仕事探さなきゃ!
と全員躍起になって職探しをしていました。 
※この時は私もそうですが、上司も年齢のせいでなかなか見つからず本当に大変でした。 
 
 
まあ、散々振り回されましたがこの経験はとても貴重でした。 
 
 
正社員をやりながら、起業家のような不安や絶望などを味わうことができたので、この後知り合う営業教育教材代理店のフルコミ営業も全然抵抗なく始めることができました。 
 
 
 
ビジネスって自分の思い通りにいかないことが多いですよね。 
 
 
 
クライアントが思い通りにならない、ビジネスパートナーが思い通りにならない、売上も思い通りにならない。 
 
 
 
でも正社員て、思い通りにいかなくても基本給があるし上司がたくさんフォローしてくれる。 
 
 
何かトラブルが起きても会社が守ってくれる。 
 
 
 
そんな恵まれた環境にいたことを感謝することができたし、退社したときは不安だったけど生きていくことは意外とどうにでもできるんだ!とわかったことが一番印象に残っています。 
 
 
 
生きていくために選ばなければバイトなんていくらでもあるし、寝る場所だって今はインタネットカフェとかあるし、誰かが守ってくれなくても手段はいくらでもあるんだ!怖がる必要ないんだ!と思ったら一度きりの人生怖がらずに一歩踏み出してみようと思えるようになりました。
 
 
 
ちょっとしたサバイバルですね(^^; 
 
 
 
やったことがないことや新しい世界に踏み入れるのは恐怖が付き物です。 
 
 
でも今まで、踏み入れてその恐怖よりも怖いことが起きたことは一度もありません。 
 
 
寧ろ、意外と平気じゃん!と思うことばかりでした。 
 
 
 
もしチャレンジしたいけど怖いな~と迷っていることがあればこの破天荒社長エピソードを思い出してみてください(笑) 
 
 
 
こんなに振り回されても楽しく生きている人がいると考えれば少し勇気になりませんか? 
 
 
 
そう思ってもらえたらこの経験は宝です(^^♪ 
 
  

では今日も怖がらずチャレンジ!! 
 
 
頑張りましょう! 
 

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