見出し画像

期待されてないときの心の持ち方

この日の結婚式場のお仕事は、緊張感がありました。
出勤すると既にお客様がいらしている。
(出勤は式の1時間半以上前なので、普段はまだいらしていない)

更衣室で着替えながらスタッフ同士日常会話をしていると先輩から「静かに!」と注意が飛ぶ。
(式の控え室は1階だし、我々の更衣室は2階)
みんな自然と会話はヒソヒソ…。

式前の打ち合わせが始まると、いつもはプランナーが進行するのに、今日は支配人自ら。
「え~本日の新郎新婦は…私が10年以上この仕事に携わって、初めてくらいの…大変細かい方です。今日は幸いご機嫌も良さそうですが、不注意のないよう万全でお願いします。何かありましたら、どんな小さなことでも私にすぐ報告して下さい」
とのこと。
新郎新婦は高学歴の方で、参列者やご親族も同等の経歴の方々。
新郎新婦はもちろん、お客様に対してもいつも以上に気が抜けません。

私は、どちらかというと「やらかし屋」なので冷や汗タラリ。

でも指示書を見ると「東府、飲み物係」とありました。

いつもはペアを組んで数卓を担当するのですが、今日は見事に外されていました😅
ホッとしたような、がっかりしたような…。
でも的確な判断だと思います。
今日みたいな式で「不注意」は絶対に避けたい。
いや、いつもですけど😂
私のような不安材料は外しておいたほうが安心です。


自分が「期待されてない」「戦力外」と感じた時
正直凹みますが
私はこう思うようにしています。

「私が仕事をすることで助かっている人がいる。
私がグラスを拭かなければ、誰かがやらなきゃならないことになる。
皿を片付ければ、卓がすっきりしてお客様も気持ちが良いし、次のお料理も出しやすくなる。
私が飲み物を出せば、出されたお客様は飲み物を飲むことができるし、その分他のスタッフは自分の仕事ができる。
そして私はお給料を貰える。
win winだ」

という風に。
力不足は自分でも十分感じているので、その点カバーしようと自分なりに積極的に動いていますし、うっかりが多いけど二度目は失敗しないように気をつけています。
やらかす時はやらかしてしまいますが…😭
逆に自分なりに楽をしようと手を抜いたり、ミスを隠そうとするならば、後ろめたくて凹むでしょう。
だから、人よりも成長に時間が掛かるかもしれないけど、自分なりに頑張り、昨日よりは成長した自分がいれば、必要以上に凹まないように心がけています。
他人の評価は直接言われなければ「想像」に過ぎません。
言われてもいないのに考えすぎるのは精神的に良くないですものね。

大人になるとミスは注意されても、仕事が人並みにできたからと言ってなかなか褒められることがありません。
モチベーションを保つのって難しいですよね。
だから必要以上に気にしない。
それが大事だと思います。

その日はグラスとシルバーを時間内に拭き終えることができたし、飲み物の提供もたくさんしたし(結婚式はこちらがお客様一人一人に回って注文を受けます)、以前やらかしたフォークを落としてお客様の服を汚してしまったなんて最悪な失敗も細心の注意を払ってやらかさなかったし、片付けも頑張った。残業も自分から申し出て頑張りました。
だから凹む必要は全くないのです!😆
辛い時は「自分はよく頑張ってる偉い偉い」って心の中で自分を励ましてます😊


それにしても、支配人、この半年ずっとこのお客様に振り回されたそうで「やっと落ち着いて寝れる~」ってホッとしてました。
「疲れたからオレンジジュース貰うね」と言ってアップルジュースごくごく飲んでました。
それほど疲れてたんだろうなと思います😅
支配人、お疲れ様でした~✨


この記事が参加している募集

仕事について話そう

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?