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適応指導教室見学、その後


以前、適応指導教室に見学に行き、息子くんも結構気に入ってくれて体験の申し込みをしたという記事を書かせて頂いて、その続きになります。

数日後に学校から電話があり
「息子さん、不登校ではないのでこちらの教室は利用できません」
とのこと。
ちゃんと調べずに見学を申し込んだ私も悪いですが、今回は私もちょっと怒ってしまいました。
見学する前に学校も、教育委員会も、教室も
「不登校ではない児童の利用はできない」
と教えてくれませんでした。
学校に適応できず、安心して通える居場所を探していて、ようやく興味をもってくれた場所だったのに、見学後に「利用できませんよ」って、困惑しませんか。
そもそも学校に適応できない子供側に問題がある、とか
親がちゃんとしてないからだ、とか
適応指導教室は登校できずに本当に困っている子供のための場所なのだから軽々しく税金を使うな、とか当然あるとは思います。
でも、魅力的なカードを目の前でひらつかせて飛びついたら「あげないよ」と言われた気分で…。

息子は興味のない場所の名前は一切覚えないんです。
長年通ってる歯医者の名前も未だに覚えてくれません。
それなのに一回見学に行ったこの教室の名前は覚えてくれて
「○○教室、いついつには行けるんだよね?」って聞いてきて…
「ごめんね。○○教室は息子くんは行けないんだって」って伝えなければならないのが心苦しかったです。
息子くんは「…ふーん」って少し寂しそうに返しました。
息子の気持ちを考えると申し訳ないことをしました。
可能性の芽がひとつ消えてしまった、と残念です。

学校内に、クールダウン用の部屋とは別に「不登校児のために開かれた教室」があると聞いて今日、見学に行ってきました。
「学びの教室」というらしいです。
生徒に対して配慮してくれる学校に素晴らしいと思う反面、2年生になるまで知らなかった自分が不甲斐ないです…。

教室には黙々と自習している生徒さんと、先生と何かのゲームを楽しそうに興じている生徒さんがいました。
利用時間は午前8時~午後1時30分まで。自習したり、思い思いの活動をするとのこと。交流に行く子もいるそうです。
ただ、こちらも「不登校児の為の場所」ということで、「東府さんのところの息子さんは特別に…」っていう雰囲気が感じられました。

うちの子は学校に行けない日もあるけど、毎日ではない。
給食の時間に間に合うように行って、午後は頑張れる日は最後まで授業を受けて、頑張れない日は早退する、というスタイルです。
でも学校が嫌いで、毎日学校で「帰りたい帰りたい」と言っているそうです。
結局「不登校には当たらない。支援は必要ない」になるのです。
精神科の先生も「学校に行けてるんだから凄いじゃん」って褒めてくれます。
でも、問題が軽いわけじゃないんです。
もっと苦労されてるご家庭があるのは承知です。

うちはグレーゾーンの更にグレーゾーン。

見学から帰って、息子くんに伝えると「そういう教室に行くのはいいけど、見学は嫌」だそう。
「ママと一緒に行く?」と言っても「嫌だって言ってるじゃん!」と…。
今後の展開がまだ読めません😥

ただ、適応指導教室や学びの教室の見学に行きたいと言う私に日程調節や問い合わせをして下さった担任の先生には感謝しています。

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