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抗がん剤治療を乗り切るためのポイント

< 免疫力 >

これから抗がん剤治療を受ける方や、現在治療中の方、治療を受けている家族がいる方などの参考になれば幸いと思い、ここに掲載します。

今日は抗がん剤治療中における免疫力維持の必要性についてです。

抗がん剤治療は、症状や薬によって間隔に違いがありますが、3週に1回などの定期間隔で治療を受ける必要があるのですが、治療を受ける日に熱があったり、体調に異変がある日は治療が受けられなくなってしまいます。

出来る限り治療の間は、ペースを遅らせることなく定期で治療をする事が望まれます。

その為にも、感染症やウィルスに負けない免疫力が重要となる訳です。

血液検査でも免疫機能に関わってくる数値である、白血球は例えると「外敵から守ってくれる体内の防衛軍」です。

混成部隊とも言えて、リンパ球・好中球・好酸球・好塩基球などがあり、司令官や下士官・兵士のように指令が出て、それぞれが役割を果たすように働いてくれています。

中でもNK細胞(ナチュラルキラー細胞)は体の中で生まれる異常な細胞(がん細胞など)を攻撃して、やっつけてくれてる存在です。

海外の研究によると、人の体内では毎日数千個ものガン細胞が生まれているのですが、健康な人の場合は白血球の中にあるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が初期の段階で発見してくれ、攻撃をしてくれるお蔭で発症せずにすんでいるのだそうです。

抗がん剤治療は、回数を重ねる毎に体への負担がかかってしまう為なのか
免疫機能の数値も落ちてくる事が多いので、抗がん剤治療に入る事が決まったら時から治療期間中は意識して、がん細胞と戦ってくれるNK細胞や、キラーT細胞(ウイルスや細菌感染したがん細胞等を破壊する)に最大限に働いてもらえるよう免疫力を高めていくというのは大切だと言えます。

では、免疫機能を高める為に、どうすれば良いのか?


1 体を冷やさない・温める

2 生活リズムを整える

  (朝起きたらカーテンを開け、太陽の光を浴びる)

3 可能であれば血圧が上がらない程度の運動やウォーキング

4 腸管への刺激 

  (食物繊維やオリゴ糖、植物性乳酸菌の発酵食品を摂る)

   ※動物性より日本人の体質に合った植物性をおススメします。

               

そして、以下は本人・家族もハードルが高いと思う事もあると思いますが、大切だと思います。

5 ストレス解消  

(治療中は副作用などで体調不良や不安などもあり、難しいと思います  が、そんな時は美しい映像・音楽・好きな映画やTV番組・趣味を楽しんでください。体調が良ければ自然のある所への外出など)

6 よく笑う 

(笑う事で血液循環が良くなります。心身への影響が大きいです。)


そして、私から治療を受ける・受けているご本人にお伝えしたい事は、
「執着を捨てると気持ちが楽になる」という事です。

「~しなければいけない」
「すべき」などという感情は、思い込みもあります。
手放してみると、「無くても良かった。」「どうにかなった。」・・・・という事があり、
自分へのストレスだったと気づく事もあります。

治療の負担が大きい分、余計な負荷は無くして、無事に治療を終えて元気になれる方へエネルギーを使いましょう!

最後に補足資料として、今年の春に面白いニュースが出ていましたので、
ご紹介します。
飲酒で顔が赤くなる人は感染症に対して、防御的であるという研究結果が出たという話です。

かく言う私も、お酒を飲むと顔が赤くなるタイプです。
以前に、血液検査の結果を見てくれていた主治医の先生から「免疫力が落ちにくい人だなと思っていた」と言われて驚いた事があり、この記事を読んで納得できる点がありましたので、ご興味あればご覧ください。

飲酒で顔が赤くなる人は新型コロナウイルス感染症に防御的、佐賀大学が報告 - 大学ジャーナルオンライン (univ-journal.jp)

https://univ-journal.jp/243221


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