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『パニック障害』の克服における効果的なスケジュールの作り方

◇初回診察と必要な検査


まず、パニック障害の症状や経過について詳しく話し合い、適切な治療プランを作成します。

医師はあなたの症状の程度や他の状況に基づいて、最適な治療方法を選択します。

一部の場合、パニック障害の診断には身体検査や血液検査などの追加的な検査が必要となる場合があります。

これにより、他の病気や身体的な要因がパニック発作の原因であるかどうかを確認することができます。

初回診察で医師に伝えるべき重要な事柄は以下のとおりです。

症状の詳細な説明: パニック発作や関連する症状について、具体的かつ詳細に説明しましょう。
発作の頻度、症状の強さ、持続時間、身体的な反応、不安や恐怖の感じ方など、できるだけ具体的に伝えることが重要です。

トリガーとなる状況: パニック発作がどのような状況やトリガーで引き起こされるか、またどのような身体的または心理的な反応が起きるかを医師に伝えましょう。
特定の場所、特定の出来事、特定の思考パターンなど、トリガーの特定に役立つ情報を提供しましょう。

他の身体的な症状や合併症: パニック発作以外にも、不眠、頭痛、胸の痛み、めまい、胃の不調など、他の身体的な症状や合併症がある場合には、それらについても医師に伝えましょう。

既往症や家族歴: 過去に経験した病気や精神的な問題、家族における精神疾患の歴史など、過去の病歴や家族歴に関する情報を医師に提供しましょう。これは、パニック障害の診断や治療計画において重要な要素となる場合があります。

現在の薬物使用や過去の治療歴: 現在服用している薬物や過去に試みた治療法についても、医師に伝えましょう。
これには処方薬、サプリメント、自己処方薬、アルコール、薬物の使用などが含まれます。

治療の目標と希望: 治療においてあなた自身が望む目標や希望についても医師に伝えましょう。
例えば、発作の頻度を減らすこと、日常生活への影響を軽減すること特定のトリガーへの対処法を学ぶことなど、具体的な目標を話し合うことで、治療計画を立てる上で役立ちます。

これらの情報をしっかり伝えることにより、医師はより正確な診断を行い、適切な治療プランを立てることができます。

また、重要な事ですが、質問や疑問がある場合には積極的に医師に尋ね、コミュニケーションを大切にしましょう。

そして、私は医師の選定も治療に大事な要素の1つとなると考えます。

私自身が自信を持って言える事ですが、自分と合わない、信頼がおけない医師や専門家の方と接していても時間の無駄です。

歩みよる事も時には大事ですが、心が焦点となる病気において多少なり拒絶する部分のある方に、自分の身を預けても良くなりません。

信頼のおける医師、行動、薬が合わさって初めて治療開始と言えるでしょう。


※パニック障害の発作が起きた際、周囲の人々に状況を理解してもらうためにヘルプカードを使用することができます。
カードには簡潔に自身がパニック障害を抱えていることや、適切なサポートが必要であることが記載されています。


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