面接官は何を見ているか ESの部③ ガクチカ
こんばんは。
エントリーシート、就活生なら出願するどの企業にも必ず書くじゃないですか。
そこで重要になってくるのが「ガクチカ」なんですよ。
なんですけど、このガクチカの書き方には絶対的な方法が存在します。
これを見れば最強のESの書き方がわかります!
「強いガクチカ」は存在するが「弱いガクチカ」は存在しない
まず大前提として、ガクチカの中でもその種類のガクチカを持っているだけで有利になるものは存在します。それは「体育会・留学・起業」です。この3つのガクチカはなぜかわからないけど無条件で高く評価される傾向にあります。
体育会は金融中心にデベ・コンサル・体育会系メーカーなどに強く、意外と商社はそこまで加点しません。体育会の中では、個人競技より団体競技、高校から同じ競技継続より大学で新競技挑戦の方が評価される傾向にあります。スポーツ推薦で運動部に入った学生は一般学生と比べてかなり学歴評価を落とされる傾向にあるので要注意です。
留学は業界不問でかなり強いガクチカです。語学力とコミュニケーションの壁を乗り越えられることの証明になります。もう一つ、協調性を示せるガクチカをサブで持っておくと最強です。
学生起業はあらゆる能力が高いレベルで要求されるため最強のガクチカです。学生起業した人はこんなnote読まなくても就活成功すると思うので深くは書きません。
ですが、上記3つのガクチカは強力な一方、ガクチカのジャンルの中で「弱い」ジャンルは存在しません。自分の強みを自由にアピールしましょう。
ガクチカに書くべきたった1つのこと
前提として、経歴・資格に加え、志望動機とガクチカ各400文字を書くESを想像してください。
ガクチカの書き方の中で最も重要なポイントは「私は何を重要だと考えているか?」です。
例えば、「サッカーサークルでリーグ戦優勝を目指し活動した」ことがガクチカだとして、優勝に向けて何をするか?という手法は無数にあるわけじゃないですか。例えば一人ひとりと話す機会を設けて意識の統一を図るだとか、筋トレの習慣化に努めるだとか、メンバー同士で鼓舞し合うシステムを作るだとか、そもそも強い新入生を獲得するために新歓を強化するだとか。その中で、「なぜその施策を選んだのか?」に人柄が表れるのです。就活うまく行く人はそこを会社の方針とマッチングさせるのが上手い。
では多様な選択肢の中で何を選ぶのが最良なのか?
その答えは「仲間が幸せになることを意識する」ことです。仲間に、「このバイト/サークル/ゼミに入って良かった。君のおかげだ」と言わせれば勝ちなんですよ。多くの企業は新卒に「人柄の良さ」を求めています。全力で擦り寄っていきましょう。
営業以外の職種を志望するなら「洞察力」を軸にしたガクチカもありです。コミュニケーションに自信がない人でも説得力を持たせられるのが強みです。洞察力をアピールする場合は、問題の本質を探る過程を書いてあげましょう。
資格取得などの個人系のガクチカならば「粘り強さ、継続力」のアピールがいいでしょう。「〇〇があったから頑張れた。この能力を活かして御社に貢献する」という形に持っていきましょう。
さあ、どうやってガクチカを組み立てる?
ガクチカの基本的な組み立て方は
「要約→目標/課題→何が課題解決に重要だと考えたか→施策→結論」
で間違い無いです。どうしても字数が足りない場合は冒頭の要約を削りましょう。字数は好きなように配分してOKです。そして結論は「君のおかげだ」と感謝された感じで締めちゃいましょう。
企業によってガクチカを変える必要はあるか?
ある程度就活をやっていると、2つ目、3つ目のガクチカを作成する機会が訪れます。そこで悩みになってくるのは「企業によってガクチカを使い分ける必要があるのか?」という点です。
結論ファーストで言うと、無いです。ガクチカを変に使い分けると面接の経験値が溜まりづらくなってしまいます。ただでさえ企業ごとに志望動機を変えている中でガクチカも使い分けるのはかなりの負担です。ただ、前述したガクチカの流れの「結論」の部分くらいは余裕があれば使い分けてみてもいいかもしれません。
まとめ
弱いガクチカは存在しない!
ガクチカの最重要ポイントは「何を重要だと考えるか」!
人柄の良さのアピールが重要!
ガクチカは徹底的に使いまわせ!
執筆者:壁きの嘆
福岡県出身。圧倒的な分析力を武器に偏差値47.5文学部→大手5社内定を成し遂げた24卒下剋上就活生。ESと企業研究のプロ。「まだバレてない超優良企業」シリーズやる予定なので楽しみにしておいてください。
監修:22卒現役人事飯山
福岡県水巻町出身。陰キャ、Fラン大、ノンサーの三重苦から就職偏差値60越え大手企業に内定した現役新卒採用担当。新卒採用のちょっとイジワルな話が得意です。好きな言葉は設定6。