見出し画像

シリーズ 初心者におすすめの山 その1

ネタが尽きるか面倒くさくなって、すぐに終わるであろう新コーナーです。生暖かく見守っていただけるとさいわいです。



その1 三峰山表参道〜三峯神社〜妙法ヶ岳(奥宮)


 秩父になります。登山というよりは、海抜1060mの三峯神社まで、本来は車かバスで行きますが、麓から参道を使って登っていくというものです。江戸時代は麓どころか江戸から中山道を通りワラジで歩いて来て参拝したとか。現代人は貧弱なり。フィジカルは強いが…。
 参道だけあって清々しい爽やかな山登りを楽しめます。神社からは奥宮が鎮座する妙法ヶ岳(1329m)を目指します。妙法ヶ岳からの景色は絶景です。


 1  表参道を神社まで登る


 参道を登っての神社までのコースタイムは2時間20分とありますが、格闘技で鍛えてる人なら、山経験はなくとも2時間以内で登れないのであれば、チト情けない。私は普通に登って1時間弱です。一に脚力 二に脚力 三、四に脚力 五に脚力。身体の衰えは脚力から。人生100年時代とか。身体的な老化防止は、足腰の鍛錬に尽きる。山歩きはジムのワークではつかない地力がつきすので、鍛錬にはもってこいです。
 参道といっても、コースタイム2時間20分の登り一辺倒の山歩きになるので、慣れてない人にはきついかもです。きつかったら、神社からバスが出ており、バスで帰れますので、初心者でも安心です。参道を登って三峰神社のお参りだけしてバスで帰るのもありでしょう。余力があれば奥宮を目指しましょう。

参道入口

 途中に清浄の滝があり、見どころのひとつ。冬は凍ってます。昔よくここで滝行をしたものです。

清浄の滝

登山道はしっかりしており、危険箇所もなく、晴れていれば気持ちの良い山歩きとなります。
 また山は午前中早い時間から登るのが鉄則。山の活きた時間は午前中です。山から活きた気を感じるのは午前中の早い時間であり、太陽が南中を過ぎると、気が弱くなり、なんとなく寂しくなってきます。それらを感じとれる五感を養いたいものです。

朝の木漏れ日の中気持ちのいい参道歩き

山登りは天気が全て。曇りの日に行っても楽しさ半減。金かけて行くからには、晴れの日を選びましょう。ゆえに冬場は晴れの日が多く、なにより人が少ないのでおすすめ。

参道中腹から見た妙法ヶ岳

黄色矢印が妙法ヶ岳奥宮です。麓からここを目指します。


 歴史ある参道らしく、途中にこんな看板もあります。

誤解を恐れずに言えば、保守的なワイ氏は今でも女人禁制であるべきだと思っています。時代に迎合していちいち変えてたら伝統は伝統でなくなってしまう。ワイ氏が管理者ならそうする。colaboが何か言ってきたら、伝統ですからと叩き帰します。そんなワイ氏ですが、嬢と何回か来たことがあることは言わないでおこう。



2 三峯神社


2時間の参道歩きを終えると三峯神社に至ります。そこはもう俗界であり観光スポット。お札やらお守りやら、スピリチュアル女子が好きそうなミーハーグッズが売ってます。食事のできる売店もあります。土日ともなると、観光客が大勢います。人嫌いのワイはスルーしていきます。




三峯神社の御眷属はニホンオオカミであり、そこいらじゅうに祀ってあります。なんかカッコいいです。三峯一帯は絶滅したニホンオオカミの生息が噂されています。神社には絶滅したとされるニホンオオカミの剥製があるので興味のある方は一見あれ。意外と小さいです。

食事お土産など
もはや俗界


名物…らしい、わらじカツ丼。でかいだけじゃねーのか?
北アルプスみたいですが、秩父。奥に雲取山がみえる


大島屋のわらじカツ丼が紹介されてます。こんなねーちゃんと一緒ならそらカツ丼もうめーわな。



3 三峯神社から妙法ヶ岳(奥宮)


神社からは、奥宮が鎮座する妙法ヶ岳を目指します。40分もあれば辿り着けます。ここから先に奥宮を祀っているだけあって、いくつかの鳥居をくぐっていきます。岩場や鎖場もあり、まさに神域といった雰囲気になってきます。日本人であれば、何か感じるものがあるはず。

第一の鳥居 神域への入口みたいな


第二の鳥居 奥へ奥へと


第三の鳥居


第四の鳥居。神域も核心部へと


第四の鳥居を通り、若干の岩場と鎖場を抜けると、奥宮が鎮座する妙法ヶ岳に到着します。ゴールです。絶景です。秩父連山の一角、雲取山〜両神山が一望の内です。上州方面には浅間山が見えます。神域の核心部であり神気がみなぎっています。私は個人的に、ここら一帯の写メは撮らない主義です。なんとなく。畏れ、とでもいいましょうか。うまく言えませんが。なので見たい方は是非オノレの脚と目で❗️

(余談)とか言いながら、私は不遜にも神域でよくトレードをしている罰当たりな人間です。「あちゃーまた損切りやーッ」とか。つまり何が言いたいのかというと…。docomo最強ということです。異論はないだろう。あいや、docomoの回し者ではないですが、こんな山奥でネットが繋がるなんてdocomoなればこそだろう。普段使いで差が出るものではないが、イザという時に繋がるというのは、まさに千金の価値ありといえる。




雑話

 この山には15年くらい登ってます。それより以前、極真空手の行事で何回か来たことがありましたが、その頃は、こんな山奥寒くてしょうがねーわ。早く里に帰りてーな、と思ってましたが…。ひょんなことから、足繁く登るようになりました。考え事や種々の鍛錬で。歩き慣れた山道は考え事にもってこいなのです。
 以前のここは穴場的存在でしたが、今やネットの普及もあり、参道から登る人も随分と増えました。そうなると馬鹿な登山者の登場、となるわけですが、この山もしかり…なわけでありまして。一番たまげたのは、自分探ししてる風のメンヘラチックの女の子が、フワフワのわんちゃん連れで来ていたこと。すれ違いざま、この先、岩場や鎖場あるんだけどなあ、と思いましたが、奥手なワイ氏はそのままスルー。その後どーなったんだろ?死にはしないだろうが。埼玉県警の秩父地域の山岳事故の一覧を見てみると、三峰山や妙法ヶ岳でも事故がけっこう、ある。逆にどうすれば事故れるのか聞きたいが、こーゆー手合いが迷惑な事故を起こすのだろう。


 こんな標識は以前はありませんでしたが、最近増えました。このレベルの山にこんな標識つけるほど、迷惑な事故を起こすのが増えてるのだろう。

そして挙げ句の果てには、こんな馬鹿共でも通れるようにと、これしきの岩場に、足場作ってやってる始末。神域に余計なモノこしらえやがって、なんとも興醒めです。これしきの岩場を自力で乗り越えられない人は、本来奥宮への参拝は断念すべきで、それが常識なんだが、登れない人に合わせてどうすんの?剱岳の断崖絶壁じゃあるまいし。まぁ管理してる人からしたら、事故が多いと管理責任問われる、とか、色々あるのでしょうな。

神域になんとも興醒めな足場


でもまあ、15年も登っていると、山も世も人も随分と変わっていくものです。私も15年前とは随分変わりました。利鞘抜男ですからね。山の神も呆れていると思われ。どうしてこうなった、と。ただ、かのヤマトタケルも眺めたであろう、奥秩父の山並みだけは、太古の昔から何も変わることなく今日も横たわっているのでした。

秩父連山の山並み


三峯神社のヤマトタケル像。クマソ征伐で有名ですね

 ということで、初心者におすすめの山の第一弾でした!興味ある方は是非登ってみてください。気が向いたら第二弾を書きますが、たぶん書かない



著者近影



アクセス

車利用
関越自動車道 花園IC下車 R140〜皆野寄居有料道路〜R299〜県道37〜R140
〜三峯神社大輪表参道鳥居 無料駐車場あり 
皆野寄居有料道路のあとR140に入ると秩父市内を通り信号に捕まる。よって秩父市内を迂回すべく、有料道路抜けたら、信号の少ないR299〜県道37〜R140と行くのが吉


大きな鳥居が目印。近くに大輪バス停あり。

交通機関利用

西武秩父駅から三峯神社ゆきのバス。大輪バス停で下車。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?