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食生活を見直してみた 12

断食説明会から1週間後、復食説明会の土曜日。
この日、朝は2人でおかゆと重ね煮を食べた。とはいえ、私は前日飲み会だったので、食欲はない。飲み会の翌朝は朝食を抜くことがよくあるが、この日はほんのひと口だけ食べた。

そして復食説明会。私も同行しようかと一瞬思ったのだが、断食説明会にも行って、夫が教室でヨガレッスンを受けるときは付いていって(というより半ば連れていって、だが)、復食説明会まで行ったら、過保護な保護者みたいだ。だから夫には一人で行ってもらうつもりでいた。
ところが断食担当スタッフが、夫と私の双方に、断食説明会も2人で参加してよいと、メール連絡してくれていたようだ。そのことに朝、夫が気付き、一緒に行くかと私に尋ねた。
激しく迷ったが、この日、私はこの教室のヨガのオンラインレッスンを受ける予定にしていたし、その時点で出かけるとしたら、かなり急がないと間に合わないタイミングになっていた。だからもともとの予定通り、夫にひとりで行ってもらうことにする。
とはいえ食事を準備するのは主に私だ。それに前日と前々日を通して、私も復食の大切さは感じている。やっぱり私が説明を聞かないことには立ち行かないのではないか。夫を追いかけようかと一瞬思ったものの、時すでに遅し。急いでも説明会開始には間に合わないタイミングになっていた。
いちど決めたことなのだからここは夫に任せて、質問は夫に代わりに聞いてもらうよう、腹を決めた(パスタやパンは食べてもいいのか、バターは使ってもいいのか、乳製品は取ってもいいのか、など)。

この日の昼は、私はフリーだった。従来なら羽を伸ばして外に食事に行く場面だ。しかしこの日、私は外に食事に行きたいと思えなかった。ちょっとした事情で、家に手作りのマーラカオがあったので、マーラカオとバナナと番茶で、軽くお昼を済ますことにする。栄養バランスがよいとは言えないが、あまり重いものを食べたくないという体の声には従っている。

夜は味噌汁を作ることにした。
私は普段あまり料理をしないので、味噌汁を作るときは一食ぶんしか作らない(因果関係がおかしいが)。
そのことを先日、ある集まりで話したら驚かれた。味噌汁を作るときは、最低でも2食ぶんはまとめて作る、と言っていた人が複数いた。
この日から夫は、おかゆではなくごはんを茶碗3分の1と、重ね煮ではなく味噌汁を飲んでよいことになっている。私は出汁を取って味噌汁を、翌日のぶんまで2食ぶん作った。
普段は面倒なのでほんだしを使うことが多いのだが、この日はなんとなくちゃんとした味噌汁のほうがよい気がして、出汁パックを使った(それでも出汁パックなのだが)。重ね煮の代わりなので、いろいろな種類の野菜を入れて作ったら、出汁がよいのでとてもおいしかった。
夫はほんの少しのごはんと味噌汁、私は家にあった手作りチャーハン半分と味噌汁、それに加えてかぼちゃの煮物も食べた。夫はかぼちゃはなし。
それでも夫は、おかゆではなく、ごはんを食べられる喜びに浸っていたようだった。むろん復食後初めて飲む味噌汁も、味わって野菜をよく噛んで食べていた。断食に参加して、よい習慣が身についたのだろうか。

夫はこの晩も、ズームミーティングがあった。ズームミーティングは翌日の晩までで、それが最後であるらしい。いよいよ独り立ちだ。
〈13へ続く〉

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