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満喫、シンガポール11

マリーナベイサンズ展望台のあとは、お隣のガーデンズバイザベイに向かう。ここも前回は行かなかったので、楽しみにしていた。ガイドブックで調べたら、ここに入場するのに53ドル(約5830円)かかるので、ツアーに付いているのはありがたい。

フラワードームとクラウドフォレストという二つの山状のドームがあって、まずフラワードームのほうから入る。ここは、世界の植生が再現されている庭園というか植物園というかで、オーストラリア、アメリカ、地中海など、九つのエリアに分けて、それぞれの地域の植物が植えられている、というスポットだ。日本の桜もあるらしい。
綺麗なのだが、午前中にシンガポール植物園を見ているので、人工的に作った感が拭えず、中程度にしか楽しめなかった。

しかし、この後に向かったクラウドフォレストはすごかった。入場してすぐのところに、人工的に作られた高さ35メートルの滝があり、まずそれに圧倒される。
それを見たあとで、今度はエレベーターでその山の頂上(高さ約40メートル)に登り、遊歩道を使って少しずつ降りてくる、という構成になっているのだが、標高の異なるところで育つ植物が、みっちりと植えられていて、歩いていて楽しいし、見応えがある。ここはなかなかよかった。

見学を終えると売店があり、土産物が売っている。
今回同行していないが、留守宅にいる夫は、観光地でよくTシャツを買う。ここの売店には、クリスタルが付いたキラキラの、かわいいTシャツがあって、それほど高くはなかった。妹と二人でさんざん悩んで(いろいろな柄があって、どれも素敵なのだ)、自分用に1枚ずつ買っていたら、集合時刻ギリギリになってしまった。
今回の団体はみな集まりがよく、5分前行動が標準みたいになっていたので、時間ギリギリに行ったら、当然のごとくいちばん最後だった。

ガーデンズバイザベイの見学が終わったのが午後3時過ぎ。一度ホテルに戻って、6時半に再集合し、夕食に向かうことになっていた。
私たちは少しだけホテルで休んだが、程なくして近くのスーパーに行ってみることにした。土産を調達するにあたって、スーパーはえてして有効だし、現地の生活を垣間見るにもよい。

スーパーマーケットの入るショッピングモールは、ホテルから極めて近いところにあった。モールなのでスーパー以外も入っているが、まずはスーパーに向かう。
ここにはさすがに前日の高島屋に売っていたような、1パック14.5ドル(約1600円)もする日本から輸入したイチゴなどは売っていない。しかし、卵は1パック4ドル(約440円)だし、ポテトチップも2ドル以上だし、なにもかもが日本より高い。しかしこれもオーストラリアで経験したのと同じなので、もはや驚かない。しかし高いと食指が動かない。
社会見学だけで何も買わずに帰ろうかと思っていたら、比較的手頃な値段で売っている中華風アーモンドクッキーを見つけたので、買うことにする。
そして、シーズンが過ぎたので大幅割引になっている、ウォーカーズのクリスマスプディングを見つける。シンガポールは元イギリス領だから、TWG(シンガポール発の紅茶ショップ)やウォーカーズなのだろうか? 

このクリスマスは、ウォーカーズのクリスマスプディングとどちらを買うか迷ったすえ、結局ドンクのシュトーレンを購入した。ウォーカーズのクリスマスプディングは、確か日本で1500円くらいしていたはずだ。しかしここでは、割引で700円くらいで買える。クリスマス以外にクリスマスプディングを食べてはいけないという決まりはないので、喜んで購入する。言うまでもなく、自分用のお土産だ。シンガポールで、クリスマスでもないのに、またシンガポールのお土産でもないのに、クリスマスプディングを購入するのはおかしいが、私はご機嫌になる。
妹は、クリスマスプディングはアルコールが強くて子供が食べられないから、と言って、小さいサイズのクリスマスプディングを購入していた(結局買うのである)。こうして着実に荷物が増えていく。

そうこうしているうちに時間が経って、あっという間に夕食に向かう集合時刻となった。

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