アーユルヴェーダ・リトリート in スリランカ 3
トラブル続きの到着日を乗り越えて、翌朝からは本格的に旅が始まる。
まず、朝6時からヨガのクラスがあるという。移動で疲れているのに、通常は到着した翌日の、朝6時になんか起きられない。
でも私は知っていた。意外といけることを。
日本とスリランカには3時間半の時差がある。スリランカのほうが日本より3時間半遅い。つまりスリランカの朝6時は日本の朝9時半なのだ。そのことを、昨年のインド滞在で体験済みだった。
だから私はヨガクラスに参加してみることにする。そしたら意外にも、夫も一緒に行くという。
場所がわからないと困るので、早めに部屋を出る。案の定場所がわからず、宿の人に尋ねると、親切にも会場まで連れて行ってくれる。確かにヨガは屋上でやるとは聞いていたが、自分たちだけでは辿り着けなかったと思うので、案内してくれた人の厚意に感謝する。
開始5分前くらいに会場に行ったら、まだ誰もいない。6時の段階で夫と私の2人だけだったが、そのあと3人くらいやってきてヨガに加わる。
これまでにも海外でヨガのレッスンに参加したことは何度かあるが、要するにヨガでやることは世界共通なので、英語で困ることはない。おまけにこの施設では日本人が多いと見えて、ヨガ講師が簡単な日本語をマスターしていて、指示を日本語でも出してくれる。だから普段ヨガをやらない夫でも問題なく参加できた。普段はオンラインでカメラオフで参加している私は、対面だと講師にポーズを時々修正される。
普段私がやっているヨガよりはハードなので、若干汗ばむ。しかしヨガの会場は、屋根はあるもののオープンエアになっていて屋外だ。朝なので割と涼しいが、屋外でヨガができるくらいの涼しさだ。この時期の日本より、スリランカのほうが涼しいと思う。そしてどんなときも、屋外でやるヨガは格別だ。
1時間ほどのヨガのレッスンを終えたあと、朝食に向かう。
席に着くとまず白湯が注がれる。そのあと、フルーツで作ったジュースが出てくる。次に、ミルクライスと言っていたが、ココナツミルクで炊かれたらしいお米とカレー、ゆで卵のメインディッシュが出てくる。
カレーは辛くない。なんだ、ちゃんとカレーが出てくるんじゃない、と思う。前日の夜がカレーでなかったため、アーユルヴェーダ食であるここでは、カレーは出ないのかと思った。
最後はフレッシュな果物が出てくる。前の晩にも思ったが、果物は非常においしかった。
8時15分からはドクターの問診が予定されていた。夫は8時半から。朝食後、一度部屋に戻って少し休んでから、問診に向かった。(4へ続く)
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