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食生活を見直してみた 9

本断食の一日。夫は酵素ドリンクと塩だけで終日過ごし、私はお茶とジュースで乗り切る予定。それだけで我慢できない時に備えて、炭酸水と有機レモンを購入し、レモン水の準備もした。

しかし結果的に、私はこの日も空腹をあまり感じることなく、レモン炭酸水なんか全く必要なかった。それどころか、ジュースさえほとんど飲まなかった。ちょっと私の満腹中枢はイカれてるんじゃないかと逆に心配になった。

午前中、マンゴースムージーと書かれたジュースを飲んだ。外出から帰ったあと、昼食がわりに甘酒を飲んだ。夜は夕食がわりにコーンスープを飲んだ。でもそれだけだ。あとはノンカフェインのお茶だけ。それなのに、あまりにも平気なので、断食が1日じゃ、私にとっては足りないんじゃないかと思ったくらいだ。3日くらいは難なくできそうな気がする。糖分は取っているので、血糖値はおそらくそんなに下がってないのだ。

それに対して、夫はかなりつらそうだった。
夫は、このプログラムを受講中、断食専用のヨガレッスンを受講することができる。むろんオンライン受講もできるのだが、教室でリアルで受けることもできる。
たぶん私なら、リアル受講を選択すると思うが、夫は出かけない。確かに自宅から教室まで、ドアトゥドアだと小一時間かかる。おまけに彼は、減食中からつらくて構わないのだ。いわんや断食日をや。でも教室に赴けば、断食中の仲間だっているし、情報交換だってできそうなものだが。

そこで私は考えた。私が断食専用レッスンに混じることはできないだろうか?
厚かましい要求だとは思ったが、説明会に参加したご縁もあるし、断食専用レッスンというのがどんなものか、いささか興味もある。ドロップインしていいか担当講師に尋ねたところ、参加が許可されたので、夫を引っ張っていくことにした。
しかし彼は本当につらいらしく、階段の上り下りは大変そうだし、歩みも遅い。おまけに教室に到着した途端、寝転がってしまった。私に引っ張られてきたからいいものの、これでは一人だったら難しかっただろう。

断食専用レッスンは、横になって行う穏やかな動きが多く、とてもリラックスすることができた。おそらくこの日が本断食なので、体力を温存する、穏やかなレッスン内容になっていたのだろう。
レッスン後は参加者と講師を交えて、簡単なミーティングが行われ、そのあと、なんと夫は講師にマッサージをしてもらっていた。それによって空腹感が和らぐそうだ。他の受講生もマッサージしてもらっていたし、前日のレッスンに出た別の受講生も、ヨガのあとでマッサージしてもらったらしい。なんと至れりつくせりなのだろう。
レッスンを受け、マッサージも受けた夫は、顔色もよくなり元気も出て、足取り軽く帰路につくことになった。

この日も夫は、夜はズームミーティングがあった。この日までに夫は、体重が3キロ弱減ったようだ。これまでなにをどうやっても、なかなか体重が減らなかったのだ。食事制限はつらくても、減量の事実には喜んでいた。
〈10へ続く〉

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