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指導員から事務員へ

今日は事務仕事をメインに行った。
ここ数日間の溜まった伝票や現金合わせ、月初めの請求などを朝から進めていく。
積み上がった書類やメモ類も、どんどん確認して、保存と廃棄に仕訳していく。少しずつ片付いていくのが気持ちいい。

この事業所の事務担当(雑用に近い…)になって数年。
前任者が退職することになり、渋々担当することになった。

もともとこの事業所では指導員として採用され、利用者さんと軽作業をひたすらやってきた。採用前の見学では、静かに黙々と作業されていたので、自分にも出来る仕事だ、と安易に考えていた。
実際は全く当てはまらず、一日の疲労感は半端なかった。
利用者さんの体調や能力面を考慮して、作業を進めていくが、黙々と出来る日もあれば、何かがきっかけで不穏な空気が流れ、ケンカが勃発することもあった。
毎日同じメンバーで仕事をしていると、人間関係が煮詰まる。意思表示が難しい人は、言葉よりも体が爆発することもある。
利用者さんの刻々と変わる表情やしぐさに目を配りながら、次第に、無事に一日を過ごすことが第一の目的となった。
今もその思いは変わらない。

事務をしながら相談業務も兼ねている。利用者さんの不調はどこから来るものなのか、指導員の経験を活かして、選択肢をいくつも用意することが出来ているのではないか、と思っている。
外部の相談員さんと連絡をとれる立場にもなったことで、様々な情報共有も可能になった。その分、責任が重くなってきたのも確か。
渋々やっている仕事だが、今は充実感もある。
ただし独りよがりになってはいけない、と常に自戒も必要。

とりあえず今日も一日過ぎて、明日から休日。ゆっくり休みたいと思う。

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