ムダなことは一つもない:幼かった子どもたちとの思い出が、仕事に生きている

昨日からはじめたことがある。

利用者さんの一人と私、でバースデーカードを作りはじめた。

これまで事業所では、利用者さん向けのお誕生日会はなかった。
平均年齢60歳前後の利用者さんたちが喜ぶかどうか、は別として、この至って普通のイベントがなかった。

一人の利用者さんに「お誕生日会やってみたいんです」と話しかけると、うれしそうな表情をされた。
「バースデーカードは私のいないところで作ってね」と注文もされた。
サプライズをとても楽しみにされている様子。
その方は私と同世代。素直な気持ちをお持ちなんだな、と思った。

カード作りは、手作りが大好きな利用者さんと一緒に作ることになった。お誕生日会は1ヶ月先を予定して、4月から数ヶ月分まとめて作ることにした。枚数が多いのでちょっと大変。
でも、どんな風にしようか、と相談して進めていくのは楽しい。

自身の子どもが小さい頃、工作をよくしたな~、と思い出した。
冬は外出出来ない日も多いから、クリスマスカードやツリーの飾りを作った。雨の日は新聞紙をビリビリと破って、ストレス発散。新聞ドレスも作ったな。子どもに着せるとテンションが上がった。
親が夢中になって何かを作ると、子どもも同調する。気がついたら、子ども一人でハサミをチョキチョキ。
「ママ~できた~、見て~」かわいい声で呼びかけてくれたな。
あの頃の経験が今生きているんだな。なんだって無駄じゃないんだな、と一人納得。

二人で相談した結果、バースデーカードは飛び出すカードになった。イラストは私が描いて、利用者さんが文字を書いてくれる。

皆さんの顔を思い浮かべながら、二人で楽しみながら作っていきたい。


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