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育休の効能?他人の言葉を鵜呑みにしないようになったかも

私は2023.04に第二子を出産し育休を取得した。そして、2024.04から復職した。

1年職場から離れていると、それなりに組織も業務フローも変わっている。

自分が正しいと思っていることも変わっているかもしれない。私の中で記憶がねじ曲がって勘違いを起こしているかもしれない。

復帰後しばらくは、ドキュメントを読んだり人に聞いて回ったりして情報収集をする日々だった。

その中で気づいたことがある。

昔に比べて、職場での情報…特に誰かの発言を鵜呑みにしなくなった気がするのだ。

昔の私は上長や先輩の発言に対して、ほぼ全て「はい!!!」とすぐに受け入れ、自分の頭の中に収納していた。発言を鵜呑みにして自分の頭でよく考えていない…ということもしばしばあった…。

今は、「はい〜」と言いつつもすぐには受け入れない。

情報の仮置き場にいったん置いて、裏を取ったり自分なりに解釈してから正式に収納する…。例えるならこんな感じだ。

仮置き場に置いているうちに、別の人から矛盾する内容の情報が入ってくることだってある。昔の私なら「どっちが正解なの!?」とイラついていただろう。しかし、今はイラつかない。淡々と事実確認し、正解の方を頭に収納する。(どちらも正解ではないこともザラにある)

以前こんな記事を書いた。


この変化は「お客さん感」の効能かもしれない。
育休により職場を離れたことで、良い意味で組織を俯瞰して見れているのかもしれない。

この記事を書いたときよりも悪い意味での「お客さん感」は薄れつつある。でも、この俯瞰の視点は持ち続けようと思う。

もう一つ、自分の考え方が昔と変わったと思うことがある。他人の発言をフラットに受け止められるようになったことだ。

先日、部門長…つまり上長の上長と半年に一回の面談でのことだ。

今の担当業務や今後のキャリアのことなどを話したのだが、その中で私のチームメンバーのAさんの話題になった。

Aさんは新卒2年目の若手メンバーで、私は今月からAさんと2人でプロジェクトを進めている。

部門長はAさんに対して思うところがあるようで、私にこう言った。

部「Aさんねぇ…もうちょっとがんばってほしいんだよね…。なんかいつも自信なさげだから…。」

私「…そうですか?」

部「そうそう。Bさんはさあ、若手だけどすごく積極的だし、先輩達と変わりなくバリバリ成果出してるでしょ?AさんもBさんみたいに自信持ってがんばってほしいんだよね〜」

私「あー、そうなんですね〜」

部「ぺろすけさん、Aさんといっしょにやってるんですよね?Aさんのこと頼みますね!」

私「はい〜」


…とまあ、こんな会話があった。

BさんはAさんの同期で、同じ部門の別のチームに所属している方だ。私はBさんと接点がないので、人となりはよく知らないが、部門長はBさんを高く評価しているようだ。

以前の私なら、こういった会話をすると、気持ちが揺れ動いていたと思う。

チームメイトのAさんを悪く言われた…Aさんだってがんばってるのに…ひどくない?

Bさんを評価してるのはいいけど、わざわざ比べなくてもよくない!?

もしかして、私も陰で何か言われてるのかな…

…みたいな感じで。

でも、今は違う。

部門長はBさんを評価していて、Aさんにも同じようになってほしいと思っている。そして、私に育成を期待している。

以上。それ以上でもそれ以下でもなし。

私と部門長でAさんに対しての印象が違うのは当たり前だ。立場も違うし、接している時間も違うからだ。それに、上長としてAさんの成果を期待するのは当然のことだ。

部門長の発言については、これ以上深く考える必要はなく、私は私のできることをするまでだ。

Aさんができることが少しでも増えるように、小さい成功体験を詰めるようなタスクの割り振りをしよう。そして、Aさんが成果を出せるようにできる限りのサポートをしよう。

部門長が言う「自信なさげな印象」が改善するかは分からないが、今の私ができることはそれくらいだ。



職場を離れていたからなのか、育児によるものなのか、はたまた年齢を重ねたからなのか…

理由はよく分からないが、自分の認知の仕方に変化が出てきたのは確かだ。そして今のところ、この変化はポジティブに作用している。

「育休の効能」ということにしておいた方が気分が良いので、そういうことにしておこう(笑)



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