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プロセスを見守れる親になりたい

先日、娘(4歳)が通っている保育園でリズム体操の発表会があった。

リズム体操とは、音楽に合わせてさまざまな運動やポーズをする遊びのことだ。
スキップ、けんけん、カエル飛び、ブリッジなどなど…
大人がやっても難しそうな、なかなか本格的な体操だ。

子どものリズム感覚や体幹を鍛えるためだそうで、娘の保育園では積極的に取り入れており、年に一回保護者の前で披露する発表会が開催されている。

みんな一生懸命に取り組んでいた。ブリッジしながら片足を上げたり、ほふく前進ですばやく動いたり…
予想以上にレベルの高い動きをしていて驚いた。(私は恐らくできない…)

うちの娘は決して運動が得意な方ではないのだが、しっかりできていて成長を感じることができた。

子どもたちの発表が終わった後、園長先生からの挨拶があった。

先生はこのように仰っていた。

「できているorできていない」という結果で子どもを見るのではなく、できるようになろうと努力している姿を見てほしいです。もちろん、上手にできることは素晴らしいことです。でも、苦手なことに挑戦することは同じくらい素晴らしいことで、たとえ今は結果が伴わなかったとしても、その姿勢を褒めてあげてください。

すごく印象に残った言葉だった。

娘は上手にできていた。もちろん、その結果は褒めてあげたい。でも、その結果を出すまでの努力があったはずだ。私は娘の練習の過程を詳しく知らない。きっと先生やお友達と一緒に練習を重ねて、上手にできるようになったのだろう。でも、知らなくても称えることはできるはずだ。

発表会の帰り道。娘をたくさん褒めた。
上手にできていたことはもちろん、練習をがんばったことも褒めた。
娘は照れながらも嬉しそうにしていた。そして、ご褒美のお菓子をおねだりされた。(ちゃっかりしとるわ….)

娘にどこまで伝わっているかは分からないが、これからもプロセスを褒めることは意識し続けたい。

大事なことに気づかせてくれた園長先生に感謝だ。

「できないこと」を「できること」にする。

子どもの頃はもちろん、大人になってもその機会は多い。(どうしてもできないことは避けたっていいんだけど)

努力するのは大変だし、がんばっても結果が伴わないこともある。
結果に関わらず、そのプロセスを見守り称えてくれる人がいれば、心が軽くなるだろう。いや、他人でなくともいい。自分で自分のプロセスを称えられるようになるのが一番だ。娘にはそんな風になってほしい。

そのためにも、私は娘のプロセスを見守り称え続けたいと思う。

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