見出し画像

田中本家客殿清琴閣公開 須坂市

田中家は18世紀前半から須坂で商売を続け、御用達商人を務めた。田中家は豪商の館とよばれる。


屋敷の中には18世紀後半に作庭された池泉回遊式の庭園が残されている。


田中家の迎賓館とでも言える清琴閣は普段は建物の保護のために雨戸をめぐらして非公開だが、このゴールデンウィークに限り、特別公開された。


清琴閣より庭園を望む。池の端から眺めるのとでは、まるで違う光景が展開する。


床の間は非常に贅沢な作りになっている。違い棚や床には名木が使われている。そして床の間の上にかかる額は伊藤博文の筆である。明治26年の信越線完成の際にこの地を訪れたそうである。


表座敷の裏は客用の寝室となっている。山を借景とした設計が為されている。


渡り廊下を挟んでの姿。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?