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後楽園ホールのベランダより~追憶の90年代ボクシング~

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90年代に後楽園ホールで目撃したボクシングの名勝負の数々を、ごく私的な視点からまとめています。
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#スポーツ観戦記

第50回東日本新人王決定戦 1993年12月19日 「後楽園ホールのベランダより~追憶の90年…

暮れの風物詩、東日本新人王決定戦 平成初期の12月、ボクシングファンのお楽しみのひとつと言…

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ピューマ渡久地vsドディ·ボーイ·ペニャロサ 1993年12月14日 「後楽園ホールのベラン…

1993年12月は注目の興行ラッシュ。 それにしても1993年12月はボクシングファンにとって、なか…

吉野弘幸vs朴政吾 1993年12月7日 「後楽園ホールのベランダより~追憶の90年代ボクシ…

1993年末の大一番。 僕にとっての大一番だった金内豪くんのプロ第二戦からわずか三日後、もう…

金内豪vs中村哲 1993年12月4日 「後楽園ホールのベランダより~追憶の90年代ボクシン…

ゴールデンルーキー、金内豪登場! 93年春、高校三冠の実績をひっさげ「ゴールデンルーキー」…

神藤太志vs浅沼光 1993年11月22日  「後楽園ホールのベランダより~追憶の90年代…

メインよりも強烈な印象を残した神藤太志のベストファイト。 いつもはメインの試合を取り上げ…

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川島郭志vs崔甲哲 1993年10月5日 葛西裕一vsジェローム・コフィ― 1993年10月7日 …

川島郭志vs崔甲哲 基本的にひとつの記事でひとつの試合を扱ってきたが、今回は2試合を同時…

神藤太志vs天翔康晶 1993年9月20日 「後楽園ホールのベランダより~追憶の90年代ボクシング Vol.15」

ベビーフェイス・アサシン、神藤太志登場! 神藤太志(笹崎)の試合を初めて観たのは、深夜のテレビ中継だったと思う。93年3月、日本フライ級王者、小林宏(角海老宝石)に挑んだ一戦だ。 まるで高校生かと思うような童顔の神藤だったが、そのテンポの速い小気味のいいボクシングに魅了された。一発の力こそ感じさせないが、とにかく手数が多い。小林のパンチをかわすや、スピード豊かな細かくキレのある連打をこれでもかとつなげてくる。 結果は、5ラウンドでのKO勝ち。見事、日本フライ級王者にたどり

吉野弘幸vs上山仁 1991年12月9日 「後楽園ホールのベランダより~追憶の90年代ボク…

ボクシング観戦にはまることになった運命の一戦。 後楽園ホールで初めて生のボクシング観戦を…

吉野弘幸vs佐藤仁徳 1992年4月7日 「後楽園ホールのベランダより~追憶の90年代ボ…

1992年のワタナベジム 92年に入り、ワタナベジムに入会し半年が過ぎた。体重を減らすことが当…

小池英樹vs川島郭志 1992年7月13日 「後楽園ホールのベランダより~追憶の90年代ボ…

はじめに。 『アンタッチャブル』の異名を持つ、90年代を代表するディフェンス・マスター、川…

葛西裕一vs阿部真一 1992年12月5日 「後楽園ホールのベランダより~追憶の90年代ボ…

名門、帝拳ジムの90年代を代表するホープと言えば? 90年代のボクシングについて語る本シリー…

グレート金山vs尾高栄一 1993年2月5日 「後楽園ホールのベランダより~追憶の90年代…

稀に見る逆転劇。山岡正規vsグレート金山 1992年6月7日。 日付まではっきりしているのは、そ…

葛西裕一vsアブラハム・トーレス 1993年4月3日 「後楽園ホールのベランダより~追憶…

世界に一番近い男、葛西裕一の冒険マッチ。 1993年4月当時、日本の世界チャンピオンは、鬼塚…

川島郭志vs松村謙二 1993年4月6日 「後楽園ホールのベランダより~追憶の90年代ボクシング Vol.9」

すっきりしない結末だった葛西vsトーレスから3日後。 世界に一番近い男と目された、葛西裕一とアブラハム・トーレスの大一番からわずか3日後。もうひとつの大一番がやってきた。葛西と並ぶ日本ボクシング界の期待の星、川島郭志と、歴戦の雄、松村謙二による、日本ジュニア・バンタム級タイトルマッチだ。 ボクシング・マガジン93年4月号のスケジュール欄は以下のような文言で同カードを紹介していた。 「松村は鬼塚勝也への挑戦を果たせず、4度目の世界挑戦に失敗して以来のリング。ジムの移籍も辞