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人に話しづらい失敗を語る~シーリングライト~

半年以上前にリビングの照明がつかなくなった。そして未だにその状況は改善されていない。いろいろ失敗した結果放置されている。
誰かに聞いてほしい気持ちがないわけではない。しかしツイッターのネタにするには文字数が足りず、知り合いに語る機会も少なく話したところで薄暗い部屋で過ごし続けていることに呆れられそうで恥ずかしくて無理なのだ。

そんなわけでここでは好き勝手に経緯を語ってみようと思う。
こういう話って検索しても見つからないので、どこかの誰かの役に立つかもしれない。一人か二人ぐらいは。これ自分と同じ!という人がいればぜひ何かしらメンションしてほしい。同志よ!
さきに結論めいたことを言ってしまうと、家電の不具合については販売店かメーカーへの問い合わせが一番早いからおすすめ!という話である。ぐだぐだな流れを読んでみたい方は続きをどうぞ。

我が家は集合住宅の1Kで、一人暮らしにはまあ十分なスペースである。テレビ台、布団用のスペース、ローテーブルではなくちゃぶ台、小さな物干し台にカラーボックスが二つに食器棚をおいても狭くは感じない。
キッチン側の天井には棒状の蛍光灯が備え付けられており、リビング側には丸形のシーリングライトを引っ越し時に買ってもらいとりつけた。

そのシーリングライトが、ある日の夕方にとつぜん消えた。予兆も何もない。外が真っ暗な夜中ではなかったのでそれほどあせることもなく、壁のスイッチを何度か押すも反応はナシ。
蛍光灯って、普通チカチカする期間を経て切れるもんじゃない?なんで急に?
さて、ここで私は考えた。

  • まぁキッチン側の照明があるから別に生活はできるな。日中はだいたい仕事で出かけてるし。

  • そもそも蛍光灯の明るさを最小限に設定していたぐらいまぶしいのが好きでないので、朝夕や休みの日も多少暗かろうが全然平気。慣れるでしょ。

  • 蛍光灯って寿命どれくらいだっけか?まぁ10年くらいもったんだったらそんなもんか~。長持ちだね~。

今思えばこの3つ目のことをまじめに考えていればよかったのかもしれないが私は家電大好きマンでも照明の専門家でもなんでもない。余裕ができたときに替えの蛍光灯を買うか~、と判断し、変わらぬ生活をつづけた。


しばらく経って、私は律儀に残しておいた取扱説明書も傍らに置きつつ、本体のシェードを外して中のランプを検めていた。こういうのは型番をしっかり見るのが大事なのである。なんとなくで買って失敗したくない。
そしてスマホで家電量販店のサイトを開き検索、(リニューアルされて型番が変わったバージョンを)無事注文することができた。さあさあこれが届けばまた明るいリビングが戻ってくるぞ。
薄暗いのが平気とはいえ、壊れたものをそのまま放置しているのは、明らかなごみを捨てずにずっと部屋に置きっぱなしにしているような後ろめたさがつきまとう。私は荷物が届くのを楽しみに待った。

荷物は数日後に届いた。朝の8時過ぎにバタバタ出勤準備をしている時にいきなりインターホンが鳴って何事かと思えば日本郵便の配達。びっくりするやんか。時間の設定をしていなかったからとはいえ8時台に荷物が届くなんて初めてだな、と珍しい経験に内心ニヤニヤして出かけた。
ここで帰ってからすぐに交換してみたかどうかは思い出せない。開封して数日寝かせたかもしれない。とにかく受け取ってからしばらくしてやっと交換してみたのだが、どっこい、点かない。カチカチしてもかわらない。常夜灯はつく。ただ交換した蛍光灯は点かない。あ~~~これって電気回線の故障かなんかですか~~?管理会社に問い合わせしないといけない系~~~?

まだ交換できんのかい!と書いていてじれったくなってきた。でも自分のしたことである。まだつづく。

管理会社に問い合わせることにした。電気回線の故障か照明の故障かわからないんですよ、と説明したところ、「故障かどうか判断できないので人を向かわせても問題解決するかわかりません。出張費がかかってしまうことなので、もう一つ照明の差込口があるならひとまずそちらでもつくか試してみてもらえますか?」と電話口の方が助言してくれる。
「(はあ?こちとら出張費がかかってもいいからさくっと様子を見てほしいんじゃい!!)」とは言わず心の中で思いながら「あ、ハイ、わかりました、やってみます…」と答えて通話終了。やるしかないのか。天井見上げながらやるの首がつかれるのよ。億劫なのよ。はあ…

ここでさっさと試してみればいいものの、面倒くさがりが発動し、しばらく放置してしまう。
でもやっぱりどうにかしたいと思い立つわけで。取説を眺めて、今度はアダプタの故障かも?という仮説を立てた私は、ネットでそのアダプタを取り寄せてみることにした。考えられる原因は全部つぶしていかなければ。安い部品で復活するなら万々歳である。届いたのち、今度はすでに試してみることにした。この時点で私は会社を辞めて無職になっている。自由な時間なら山ほどある(はず)なのだ。

結果的に、差込口を変えても、蛍光灯を替えても、アダプタを替えても状況は変わらなかった。ここでやっと本体に問題があるのだと気づくことになる。長かった…
故障しているということは、買ったお店に連絡するのが正規ルートだよな、と調べて窓口を調べるも、当時と問い合わせ窓口の住所や電話番号が変わっていたりして10数年前に買ったものの話なんてしていいものか?としり込みする気持ちもどんどん強くなる。
修理費や運賃を考えれば新しいの買ったほうが安いのでは…?
そうだ、買い替えよう。

ここに至るまでに1年とまでいかずとも半年以上かかっている。自分のことながらかかりすぎである。まじで。

今月に入って私はネットでシーリングライトを検索しはじめた。そこで新たな知識を得ることになる。

  • 現在、売っている丸形のシーリングライトは基本的にLED仕様である

  • 蛍光灯は、すでに使われている照明の交換用として売られているため、蛍光灯に対応する照明本体を検索してもほぼ出てこない(つまり私が買った交換用の蛍光灯は使うあてがなくなる)

  • LEDライトは本体にLEDが埋め込まれており、交換するものではない。寿命を迎えたらまるごと交換する使い捨て

まじか。そうなんですか。
さらに使えなくなったライトの仕様をネットで検索して確認している途中で、「照明器具には寿命があり、約10年です」との文言を発見する。

ちょうど10数年経ってるわ。寿命で点かなくなってたんや。

  • 蛍光灯って寿命どれくらいだっけか?まぁ10年くらいもったんだったらそんなもんか~。長持ちだね~。

って思ってた時になぜ気づかなかったのか。ランプ自体の寿命と本体の寿命がほぼ同時期だったせいで気づかなかったのだ。

そんなわけで、一からシーリングライトを探すことになった。長かった。
でもすっきりした。
辞めた会社の近くの今の家にこだわる必要はなくて引っ越ししたけりゃしてもいいんだけど、とりあえず今のQOLは上げたいのでのんびり探すことにする。いまだ見つかっていないけど。近いうちに家電屋さんで見繕ってもらおうかな。


そんなわけで、情報集めが下手で勝手に振り回されたという失敗談はここまで。本当に語るほどでもありませんでしたね!どうぞ笑ってやってほしい。でも一人暮らしってこういうのを放っておいても問題ないという良さがあるんですよ。最高!!!


最近になって「ポップインアラジン」なる照明とプロジェクターと音響装置が一体化したアイテムについても知り、無職にはたっかい買い物だよなぁと思いつつもこれを目指して就職活動頑張ろうかなと思い始めた。
なるようになる!きっと!笑

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