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【読書メモ】ヤフーの1on1

この本を読む目的:成果を出すチーム運営が行われていること

係長2年目もまもなく終了しようとしています。
当初目標にしていた1on1やるぞ!という想いはあるものの
時間が取れなかったり、やっても何を話したら良いんだろうという思いからずっと実現できずにいました。

まずは、1on1を実践している先輩からオススメしてもらった書籍を読み理解を深めようということでこの本を読みました。

以下、読書メモ
・1on1は部下のために行う面談。部下が「話して良かった」と思えば、ひとまず成功。
・言語以外のメッセージ(腕を組んだり表情が変わる)などにも注目すると良い。部下も気づいていなかったコトに気づけるきっかけになることがある。
・上司は常に情報不足だが、それを妄想で埋めずに部下の言葉で確認する
・部下は上司に嫌われることを言わない。よほど気を付けないと本音は出てこない。
・経験学習サイクルを回し、部下が自ら成長する環境を作ることが大切
・コミュニケーションの場を飲み会などではなく「業務時間中」に取れることが重要。特定の部下と濃くではなく、全員と一定のコミュニケーションをとる時間を確保する
・部下のパフォーマンスに影響を及ぼすのでプライベートに関することも同意のうえで確認することも大切
・ビジネスマンは主語を組織や会社にしがちで、「私」を主語でどうしたいか語るのが苦手
・指示待ちの部下を動かそうとして指示をだすのは本末転倒
・全員ミーティングの方が効率は良いかもしれないが、関係性を強めるなら1on1が有効
・有意義な1on1ができれば、「業務時間すべてが研修になる」

私が特に重要だと感じたのが、最後のメモです。

組織でも業績評価の面談が半期に一度ありますが、ともすると「評価の直前にしか振り返っていない」という状況に陥ることがあります。

1on1を実践し、常に経験から内省するクセを付けることで、日頃の業務への望み方や振り返りによる学習が進むことに繋がります。

例えば、接客業だとして、接客の研修を半年に1回受けるだけだと日頃の自分の取り組みを振り返る回数も少なくなります。

一方で、1か月に一度くらいで振り返りのタイミングがあると、日頃の対応の中でも「今の接客はうまくいったぞ」とか「今のは自分の声掛けが悪かったかも」などと考えることが増えるのかなと思います。

また、「なぜ1on1をやるのか」を丁寧に説明することも重要だと書かれていました。
現時点の私の想いは「みんなが働きやすい環境を作るため」かなと思っています。

それぞれの得意・不得意を理解し、適切なタスク分配やサポートなどを行う。また、係長としては見えない部分の課題などを教えてもらうことで、係長としても係をより良い方向に変えていくための機会になるのかなと考えています。

たぶん、頭でどれだけ考えていても向き合うのは係のメンバー一人一人なので、まずは実践して、私自身が経験学習サイクルを回すことから始めようと思っています。

本書を読んで、もう一つ大事にしようと思ったのがプロセスを確認することです。

ちょうど今、大学生の伴走支援をしている案件があるのですが、「タスクの洗い出しとガントチャートを作ろう」と伝えてから、学生が自ら設定したスケジュールを2週間ほど早く作業し、報告してくれることがありました。

私は「早くて素晴らしいね!すごい!」と返していたのですが、大学生自身の経験学習サイクルを回すことを考えると「スケジュールよりも早く着手できたのは、どんな考えや環境的な要因があったんですか?」と質問する方が有効なのではないかと思っています。

もし、学生の思考や環境がスケジュールの前倒しに繋がっているのだとして、それを学生自身が言語化し理解している可能性は高くないと思います。

まさにこういう機会で、他者が介在して「あなたの思考や、置かれている環境が、スケジュールの前倒しに繋がっているんですね」と言語化することにより、相手が自覚し、次に何かする際にも「今の環境はどうかな?」と考えるきっかけになるのだと思います。

そして、これは自分自身にもあてはまること。
幸いにも、来年からは月に2回ほど別々な相手と振り返りする機会をもつので、経験学習サイクルを回しまくって、自己成長を図っていきたいと思います!


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