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【西瓜惜別句③】人間(ひと)西瓜 蚊は血を啜り夏生きる

 この夏は、西瓜を食って生き延びていたような気さえします。
 夏の(迷惑的)風物詩の蚊は、この西瓜を啜るように食った人間の血を吸って生きます。ええ、そうです。私、蚊に刺されやすいんです。
 蚊は酒飲みや幼い子供を好むはずなんですが、近くに酒臭い親父や幼児がいても、なぜか私の方がやられます。なぜだ。最近になって血液型が関係しているらしいと知りました。でも、同じ血液型の酒飲みがいても、私の方がやられる。謎だ。
 そうそう。赤いものを啜るっていえば、ヴァンパイアもいますねぇ。漫画や小説、ドラマなんかでは、ヴァンパイアは血の代わりにトマトジュースを飲むっていう設定が定番ですが、西瓜でもいいんじゃね? と思った夏でした。

(余談)
タイトルの五七五。ダブル季語どころか、「西瓜」「蚊」「夏」とトリプル季語。本当の俳句なら×の上に0点どころかマイナス90点。あ、川柳か?これ。と一寸思ったが、それもきっと違うような……。何だろうコレ。

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