うつせみや くすぶる残夏 挽歌奏
苦し紛れな締め方をしている句擬きでございます。
8月の最後の日をどうにもすっきりしきれないタイトルで締めるところに、自分の存在の仕方が反映しているようで、ふがいない感溢れていて、とほほ……でございます。ま、いつものことか。
「うつせみ」は漢字だと「空蝉」「現身」と書くことが出来ます。どちらでもお好きなイメージで捉えてください。「挽歌」は「晩夏」に引っ掛けております。ちょっと無理っぽ。
でもまあ、言い訳すれば、身体がしんどい、苦しい《残暑は続くよ~どこまでも♪》の気配漂う無茶苦茶な異常気象の昨今には相応しい、「苦しい」句と言えなくもない。これまた苦しい言い訳……。
(余談)
「残夏」は「ざんげ」と読むんだそうです。「ざんか」だと思ってたよ……恥。
「ざんげ」と聞くと漢字は、まず「懺悔」という文字が浮かびますねぇ。太陽の灼熱の勢いでガーッといっちゃった、あるいは猛暑酷暑の熱にうなされて判断力欠如のまま成り行き的に陥った涼しくなって頭が冷えてくると懺悔したくなるようなひと夏の恋を思い浮かべちゃう。現実にありそう。
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