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ラムネの香水 〜ジェイセント ラムネ〜

夏祭りのときによく売られているラムネ。
瓶入りで、上の栓を開けると「プシュ!」と勢いよく音がでる。
ビー玉がストンと下に落ちていく音。
カラカラと音を立てながら転がっていく。
そしてあとから、炭酸のシュワシュワとはじけていく…。
暑いときに飲みたくなる味だ。 
あの瓶をみると子供のころに親や祖父母にラムネを買ってもらって飲んだなぁ。

ラムネの味わい、炭酸の音まで再現した香水がある。
それは、ジェイセントというブランドから出てる「ラムネ」である。

この香水を嗅いだ瞬間、ほんとにラムネを飲んでいる感覚になった。
柑橘系の酸味、あとからくる甘み、炭酸のシュワシュワ感…。全てが本物そっくりだ。
香りを嗅ぐだけで、こどもの頃の思い出やラムネの瓶をドキドキしながら開けるところまで感じられた。
トップノートのミントとレモンスカッシュがいい仕事してる。
ミントのスッキリした香りとレモンの酸味がうまくマッチしており、爽快感を表現できている。
中盤は、ローズやミューゲなどのお花の香りで甘さと炭酸が鼻に抜ける感覚を再現している。
最後はムスクやバニラで深みを出し最初と中盤で甘さと酸味を引き立たせている。

ここまで、情景がはっきりイメージできる香水に出会えたのは初めての経験だ。
この香水を作った人は凄いなと思う。
きっと、「身近な飲み物を香水で再現してみたい!」と思って創香したのかなと思うとなんだかワクワクします。
ラムネの香りってあまり見たことない。
そういった意味でジェイセントは思い切った挑戦をしたと思っています。身近な飲み物を香水で再現する着眼点が素晴らしい…。

拙い文章ですが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
aosagi

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