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あの時のあの言葉

高校生の時、私の日直日誌を読んでくれた友達が、「ももの文章、私めっちゃ好き。読んでて元気になるんだよね!次も楽しみにしてるね」って、言ってくれたのを急に思い出しました。

私のクラスでは、日直になったら書く日直日誌の最後に1ページ分、感想というか、自由に文章を書く決まりになっていて、私も日直になったときはたまに他の子の文章をちらちらと読んだりしていましたが、基本的には先生が読むものだと思っていたので、まさか自分の文章読んで好きと言ってくれる友達がいるなんて、、私にとってはとても嬉しい出来事でした。
その子はとても明るくて、いつもみんなを笑わせてくれて、人のことを楽しませることがとても上手で、太陽みたいな子で、わたしはその子と普段からよく話すわけではなかったけれど、その時はわざわざ言いにきてくれたんです(と私は記憶している)

いま、急にそのことを思い出して、文章を書こうと思い立つなんて、その時は思わなかったけれど、あの瞬間のほんの30秒ほどの会話が、私の中ではとても大切な思い出になっていて、友達がくれたあの言葉が、私の自信にもなっているんだと気付きました。

私も、そんなふうに誰かに言葉を届けられる人になりたいです。さりげなく、でも心に残るような木漏れ日のような言葉。

あの子、今どうしてるかな…。
私の学校には、尊敬できる友達がたくさんいました。みんな、個々の良いところが輝いていて、人として尊敬できる人ばかりでした。
あの子もその中の1人です。
どうか、みんな元気でいますように。

こうして人と容易に会えなくなった今でも、こんな心温まる思い出があることは、とてもありがたいことです。

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