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絵のない俳画「紙魚」俳句+

手に取れば楚々と隠れる古書の紙魚

 古い本を開くと、時として小さなシルバーの涙滴が流れるように動くことがある。紙魚だ。
 気味が悪いと同時に何か不思議で神秘的でも有る。外観と動きのせいも有るだろうし、本が好きで本の隙間に暮らしているせいも有るだろう。

 そんなこと言ってる場合じゃ無かった。大事な本を喰い荒らされてしまう。

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