見えない世界の生活の中身

突然ですが、これを、読んでいただいている方に、想像して頂きたいことがあります。
それは。この今の瞬間、突然何も見えなくなったとします。
今までの当たり前だった生活ができなくなってしまった。
そんな時、皆さんならどういうふうに生活していこうと思いますか?
明かりをつけても、目自体が全く機能していないので、何も感じられません。
実際、こういう、いきなり、見えなくなってしまった方も多くいらっしゃいます。

これから、書く内容は。こうした。目が見えない方がどのようにして、生活されているか、その一部をお伝えします。
今後、こうした内容を、たまに、書いていきますので気になる方や、周りで目が急に悪くなってしまって困っている方がいる場合、是非、教えていただけると、何かのヒントになると思うので、よろしくお願いします。
では、本題に入ります。

⭐️歩行⭐️
まず、目が悪くなると歩くことが怖くなります。
どこに何があるのか、段差や溝はどこにあるかわかりません。
家の中なら普段から過ごしているのでなんとなく、動けると思います。
しかし、外は、車や、自転車、電柱などなどの障害物が多く、危険だらけでなかなか踏み出せなくなってしまいます。
そこで、私たちは、いくつかの方法で外出しています。

🌟白状を使っての歩行🌟
白状とは、視覚に障害がある方が使う杖で、これを使うことで、進行方向に障害物や、段差がないか確かめて歩くことができます。

耳や、空間把握が上手な方は、杖をついた時の音の反響でだいたい、自分が道のどの辺りを歩いているか分かる方も多いです。
この、白状があれば、壁などを、杖で探り、どこで曲がれるかも確認でき、歩行訓練を受ければ、どこでも、1人で歩けるようにもなります。

これが、白状です。
夜暗いところで使っても、車などの光を反射するため、相手に自分がいることがわかります。

上の写真のような白状をついている方を見かけた時には、本人も十分気をつけて歩いていますが、危ない時や、困っている様子がみられたら、声をかけて頂き、安全に歩行できるようサポートしていただけたらと思います。

※目が見えない方への、声の掛け方については、別の記事で簡単に説明してありますので、是非、そちらも読んでいただけると嬉しいです!

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