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人は成長したい欲求を持っている

早速ですがクイズです。

あなたの誕生日に2つの封筒とサイコロが1つ用意されていました。
そして、どちらか1つをプレゼントすると言われました。

A:7千円が入った封筒を無条件で貰う
B:1万円が入った封筒、サイコロを振って1以外が出たら貰える

この場合、どちらを選ぶのがいいでしょうか?

・・・・・・・

・・・・・

・・・

それでは解説です。

この質問は、1万円を貰える期待値が7千円よりも高いか低いかを
聞いている問題です。

サイコロは6つの目があるので、仮に同じ状況が6回あったと仮定し、
そのうち1万円を1回貰えなかったとすると、
A:7千円 × 6回 = 42,000円
B:1万円 × 5回(1回失敗) = 50,000円

となりますので、Bの封筒を選択した方が良いということになります。
さらに、同じ状況が7回あったとしても、Aの封筒を選択した場合は
49,000円ですから、まだ5万円には届きません。

あくまで期待値と確率の話なので、絶対にBを選ぶべきだ!とは
言いませんが、金融リテラシーのある人は、すぐにこのような
考え方ができるのです。




人間の基本的欲求は5段階のピラミッドで構成されており、
上の写真の人物である、アメリカの心理学者、アブラハム・マズロー氏が
提唱した理論に、欲求5段階説というのがあります。

人間は、低い階層の欲求が満たされると1階層上の欲求を満たそうと
考える性質を持っていて、欲求の5段階は下から・・・・

1.生理的欲求(生命を維持したい)
2.安全欲求(身の安全を守りたい)
3.社会的欲求(他者と関わりたい、集団に属したい)
4.承認欲求(自分を認めたい、他者に認められたい)

5.自己実現欲求(成長したい、能力を高めたい)

で、構成されています。



人間の欲求で1番上に位置する「自己実現欲求」とは、成長したいという
欲求ですから、人は本来、(勉強して)成長したいと思っているのです。

学生のころは勉強が嫌いで、「学校を卒業したからこれでもう
勉強しなくてよくなった」
と喜んでいる方がいるとしたら、
その考えは人間の基本的欲求に反する考え方ですので
改める必要があります。

学歴はスタートラインを決めるだけに過ぎません。
高学歴でも、社会人になってから努力を続けなければ平社員で
終わりかもしれないし、高卒でも頑張って努力を続ければ
社長まで上り詰める可能性はあります。

幸せの定義は人それぞれですから、どのように生きるのが正解と
いうことはありませんが、資本主義の世の中ではお金をたくさん
稼げる人が勝者です。

社会人になってから、自分が成長するためにどれだけ勉強するかが、
他人との社会的地位や年収格差につながっていきます。
社会的地位や年収が高い人ほど有利な人生を歩めることに
間違いありません。

人間には、新たな知識を得て成長したい、知識を得るために勉強したいと
いう欲求があるのですから、自分の欲求に従い、学び続けましょう。



終わり

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