ロサンゼルス生活24日目

ロサンゼルスは今日も晴れ。

来週の木曜日に近所のお寺でイベントがある。そこで私が30人分の食事を提供することになっている。丼物とのオーダーなので、親子丼などどうだろうと考えている。本日の昼間はその詳細を計画していた。

材料の分量を考える時にネックになるのが単位。こちらの商品の表記はあまり統一されていない。基本はlb（ポンド）、またはoz（オンス）。ご丁寧に㎏表記をしてくれている商品もある。ちなみに1lb＝0.454㎏、1oz＝28ｇである。㎏で書いていてくれれば分かるのだ、感覚として。lbとかozで書かれると分からないのだ、感覚として。これマジで国際的に統一してくれないだろうか。誰が得しているんだ。いやマジで。

親子丼に加えて味噌汁とサラダも作ることになっている。味噌汁の具材は何がいいだろう。サラダには何を入れるのがいいだろう。コストや手間のこともある。なるほど大人数の料理を作るのは大変だ。とりあえず近日中に自宅でリハーサルをしようと思っている。

夕食。米と豆腐と納豆。米も豆腐も納豆も安くはないが、手が出せない金額でもない。外食も楽しいし美味しいけれども、家で食べるとなるとこういうものに走ってしまう。私は米で育った日本人なのである。

夜は映画。「コーダ あいのうた」。2022年アカデミー賞作品賞受賞作品。聴覚障害者の両親と兄を持つ少女が主人公。少女に障害はない。話をすることができない家族に代わり、少女が周囲の人々とのコミュニケーションを受け持っている。少女は歌うことが大好きである。話すことができない家族と歌うことが好きな少女が対象的。

この映画、普通に泣かされました。奇を衒った題材ではないと思うし、ストーリーとしても特に奇抜なところはないように思う。普通に家族との葛藤があったうえで、少女が成長していくというストーリー。だけどなんだろうな、やっぱり音楽の力ってすごいっていうことなのだろうか。特に少女が出演する高校の発表会。このシーンは静の力がすごい。そしてラストシーン。このシーンは動の力がすごい。いや本当に、天邪鬼な私が普通に泣かされてしまいました。ジョニ・ミッチェルの曲やクラッシュの曲も使われていて個人的にも嬉しかった。この映画もまた観なくてはいけないやつだ