寝る時間が短いと早死にする?死亡危険率と睡眠について
実は睡眠時間が短いと死亡率が高まることがわかっています。
睡眠不足は身体に様々な悪影響を与えますが、その中でも「死亡率が上がる」ということはかなり衝撃的です。
実際の統計によれば、睡眠時間が短いと優位に死亡率が高まることが示されています。
日本人の平均睡眠時間が6時間未満の人々も約40%いるため、睡眠時間の改善は国民的な課題といえます。
睡眠が脂肪危険率を高める理由としては、免疫力が弱まり、感染症などに対する抵抗力が弱まることや、睡眠時間が減ることによって、血圧や血糖値が悪化し、新血管系に負担がかかること、それに伴い認知機能の低下などが理由に挙げられます。
総じて、十分な睡眠を取ることは健康維持に不可欠です。
「人間は日の出とともに起床して、日中に活動し、日が沈むと休息を取る」
このような生活が生物としての本来の姿です。
20人に1人が睡眠薬を服用している現代
しかし、今の社会を回していく上で交代勤務や、時間差勤務などを余儀なくされ、夜に活動して昼間に眠るなどの、
自然界とは異なったサイクルで生活する人々も増えてきました。
勉強のストレスや人間関係のストレスなど、
心理的な要因も相まって正常な睡眠を取れない人々の増加が目立つようになり、
夜十分に眠れない人は5人に1人、また薬を服用してる人は20人に1人とも言われております。
正しい知識が睡眠改善には大切
ひだまりケアのお客様も、初回施術時は100%と言ってよいほど不眠の症状があります。
自律神経が乱れると、不眠症状が現れるのはよくあることですが、
膝や腰の痛みなど身体症状でも睡眠の質は下がります。
痛みそのものが体のつながりの影響で身体症状から自律神経にも影響を及ぼすからです。
健全な生活を維持していくためには、眠りに対する正しい知識を取り入れ、少しずつ実行していくことが大切です。
ほとんどの日本人は10時までには寝ていません
戦後以降、日本人のライフスタイルは夜型化し、睡眠時間は右肩下がりです。
NHKの「国民生活時間調査」によると夜10時までに寝ている人の割合は、
1960年では全体の6割を超えていましたが、2015年には3割以下にまで減少したと言われています。
睡眠時間も、1960年は8時間13分だったのに対して、2015年には7時間15分、
驚くべきことに1時間以上も減っています。
歳を重ねるごとに、悪い記憶が消えなくなっていく
子供時代は深い睡眠を取れる傾向にありますが、歳を追うにつれてそれができなくなってきます。
高齢者になると、睡眠が浅くなり、夜間に目が覚めたり、まだ日が出ていないうちに早く目が覚めてしまう早朝覚醒などが見られます。
しかし、現代では20代や30代の若者でもこのような症状が増えてきています。
主な原因として、働き方の多様化や、スマートフォンの普及なども考えられるでしょう。
よくレム睡眠と、ノンレム睡眠と言う言葉を聞いたことがあると思いますが、
このレム睡眠には記憶の整理や嫌な記憶を脳から削除する機能があると言われています。
新生児では、睡眠時間の50%がレム睡眠と言われているのですが、これが高齢になるごとに減っていき、高齢者では15%程度になると言われています。
最近では、ミドルエイジクライシス(中年の危機)や老年期うつと言う状態が増え続けているのもなんとなく理解ができます。
大切なのは、この事実を知っておくべきことです。
何事も「自分だけに起きている悲劇ではない」と客観的に物事を見れるようになると、
冷静に睡眠改善の取り組みもできるのではないでしょうか。
この機会に、睡眠の質を見直してみることもお勧めです。
【さらに詳しくはこちらの記事↓】
安城の整体ひだまりケア 人生を左右する睡眠の知識 〜睡眠時間と死亡危険率〜
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