見出し画像

今現在、吹雪だそうです ~撮影旅行よもやま話集~

 最近はクラブツーリズムとかトラピックスとかの、旅行社が企画するツアーを利用しての旅行を多くしています。

※一度でも旅行社を利用すると、ダイレクトメールや電子メールがずっ~と届きます。

 自分達の運転して行ける場所としては、現地でゆっくりと撮影して回ることを考慮すると、片道200~300キロ程度が限界なのです。

 飛行機や新幹線を利用して遠方に出かけることが出来るから、ツアーが便利だし、疲れた時には寝ていても目的地に到着します。

 マイカー規制のため個人の車では絶対に入れない上高地や乗鞍スカイライン、立山黒部アルペンルートなどは、夜行バスや旅行社のバスツアーを利用することになります。

 旅行社のツアーで何もすることが無く暇ならば、好きなジャンルの本でも読んでいれば、時間も気になりません。

※日帰りだと1~2冊、一泊だと3~4冊は文庫本程度なら読めてしまいますよ~

 ゴールデンウィークに「標高約2500mの立山室堂平ではまだまだ圧巻の雪の壁が見られます。約20mにも及ぶ壁の間をバスとウォーキングで観光できます」とのうたい文句の旅行社の日帰りバスツアーがあったので、早速、ネットで申し込みをしてみました。

 バスツアーの当日、ツアーの参加受付を済ませて、指定された待機場所で出発の時間まで待っていると、添乗員が他の運営スタッフを連れてやって来ました。

 ここでの最初の案内発言が「重要なお知らせがあります。目的地の室堂の天候ですが、今現在、吹雪だそうです。バスツアーは中止にせず出発しますが、今後の天候によっては室堂までバスが入って行けない場合もあります」とのことです。

 それからも「参加者の皆さんがご同意いただけるのであれば、金沢観光などの代替場所にご案内することになる可能性もあります。今回に限って、今からキャンセルをされた場合でも、ツアーの料金は全額返金対応とさせていただきますので、ご安心ください」的な話をされましたね。

 今回のバスツアーは、ほぼ満席の状態でしたが、早速あきらめてキャンセルする人が続出、私は自分で調べた『室堂は昼前頃から晴れになる』との天気予報を信じて、残ることにしました。

 結局バスツアー参加者でキャンセルせずに残ったのは、わずかに7人だけでしたね。

 少ない人数でも絶対に中止にはしないと公言してしまったので、ツアーバスは、最終目的地である室堂に向けて出発することになりました。

 東海北陸自動車道と北陸自動車道で富山まで高速道路走り、一般道と高原バス道路で室堂近辺まで走って行くと、雲がほとんと無い『澄んだ綺麗な青空』です。

 この日のバスツアー客は『ラッキーセブン』だったようです。

 朝方の吹雪のため、新雪が積もって、前日までの観光客が縦横無尽に歩いた足跡が綺麗に消し去られていたこともあり、絶好の撮影日和、撮影風景であったことを申し添えます。

 また、我々以外のバスツアーでも添乗員の「今現在、吹雪だそうです」の話があったのか?ゴールデンウィークであるにもかかわらず、この日は観光客が少ないような気がしました。

 観光地としては困るのでしょうが、観光客が少ないほうが、私のような写真撮りには、撮影がし易いので都合が良いのですからね。

5月なのに早朝の吹雪で新雪が積もった立山室堂の風景1
5月なのに早朝の吹雪で新雪が積もった立山室堂の風景2
5月なのに早朝の吹雪で新雪が積もった立山室堂の風景3
5月なのに早朝の吹雪で新雪が積もった立山室堂の風景4
5月なのに早朝の吹雪で新雪が積もった立山室堂の風景5
5月なのに早朝の吹雪で新雪が積もった立山室堂の風景6

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?