ガトーショコラ

教育委員会向けにDXを提案する職場に在籍中。まだまだ勉強中のひよっこですが、日々得た情…

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教育委員会向けにDXを提案する職場に在籍中。まだまだ勉強中のひよっこですが、日々得た情報をこの場でアウトプット。教員の働き方改革などに興味あり。一方で、最近は生成AIにも興味津々です。

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【2024年5月】一人旅、京都。1日目。

    • 会社で生成AIを毛嫌いする同僚を説得するには?~検索エンジンを例に~

      先週、会社でテキスト生成AIの説明をする機会があり、その際こんな質問を受けた。 「プロンプトで入力したデータが学習されて分析されるのではないか?安全なのか?」 いやいや、それを言ったら検索エンジンも同じでは?と思いつつ明確に否定できない自分。詰めが甘いな、と反省しつつ、改めてChatGPT先生に相談してみた。 ChatGPTの回答: AIに対して不安を持つのは一般的なことですが、その同僚の方に適切な説明をすることで、その不安を和らげることができるかもしれません。以下のよう

      • 画像生成AIの法的問題点と私の方向性

        先週、会社の同僚に生成AIの説明をした。 その際、テキスト生成AIに留めておけばよいものを、つい調子に乗って、画像生成AIに触れてしまった(だって楽しいんだもん・・。新しい扉開いたし) 案の定というか、「法的に大丈夫なの?」との質問。咄嗟に「まだ法整備が進んでいないので・・」的に説明したのだが、実際のところどう答えるべきだったのだろうか。 いろいろ記事を読んだものの、論点がありすぎていまいちピンと来ず。まずは生成AIで問題点を調査した。 1.ChatGPTのGPTsに「画像

        • 会社でテキスト生成AIの説明をして欲しいと言われた。

          来週、会社の同僚にテキスト生成AIの説明をして欲しいと言われた。興味を持ってもらえるように説明をするにはどうしたらいいだろう。ChatGPTに聞いてみた。 回答: 会社の同僚にテキスト生成AIの活用事例をデモを交えて説明する際には、参加者がAIのポテンシャルを理解し、興味を持てるようなアジェンダを組むことが大切です。以下に具体的なアジェンダの例を示します: アジェンダ例 イントロダクション (5分) セッションの目的と概要の説明 テキスト生成AIの基本的な説明(何が

        【2024年5月】一人旅、京都。1日目。

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        • 旅日記
          1本
        • 教育関係覚え書き
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        • 浪人生の親やってます
          3本

        記事

          ChatGPTの有料版を契約してしまった。

          とうとう契約してしまった。ChatGPTの有料版。 会社には専用の生成AI。GoogleのGeminiもイイ感じだし、マイクロソフトのcopilotだってまだ使いこなせていない。 なのに・・・。契約してしまいました、はい。 理由は以下の2つ。 1.画像生成AIが使ってみたかった。 マイクロソフトの「Bing Image Creator」にハマって、いろいろ画像を作ったもの、出来上がった画像は商用利用不可であることが判明。 それだと利用範囲が限られてしまう。そのため商用利

          ChatGPTの有料版を契約してしまった。

          ChatGPTがサインイン不要でも利用可能に。

          米国時間4月1日、ChatGPTがサインイン不要になった。ひと手間減ることで、利用ユーザーのさらなる拡大が予想される。 たしかに私の未ログインだったPCも、いつの間にかChatGPTが利用できるようになっている。ログイン時と違って履歴は残らないが、大きな不便は感じない。(アカウントをもっていないユーザーも、設定で会話データの学習を拒否可能) ところで、最近私の中で、少しずつ利用頻度が増えているGemini(2023年12月にGoogleから発表された生成AIモデル)。Goo

          ChatGPTがサインイン不要でも利用可能に。

          学習用端末の個人情報扱いに関する不備について

          2024/3/13、読売新聞より学習用端末における子どもの個人情報扱いに関する自治体の不備を伝える記事が掲載された。 改正個人情報保護法が昨年4月に施行された。その際、自治体が個人情報を取得する場合は、利用目的を具体的に定め、本人に知らせるよう義務づけられているのに、それに対する対応が追いついていないという指摘。一部の自治体について、データ収集の目的が明確に定められていないことや、収集されたデータのプライバシーに関する懸念が指摘されている。 それでは改正個人情報保護法の対

          学習用端末の個人情報扱いに関する不備について

          居場所を求めて。家族の新たな日々。

          週末、友人とお茶をした。 当然のように、近況報告。 うちの子を小さい頃から知っている友人なので、浪人したことも、特に悲壮感なく受け止めてくれて、ほっとする。 そして私自身も、息子の同級生たちの進路を「すごいなあ」と思いつつ、痛みなく聞くことができて、よしよしと思う。 さすがに浪人確定から1か月たって、心も通常運転を取り戻したのかもしれない。 結局のところ、わが子の浪人が確定して、何に失意を覚えたかというと、彼の居場所がぽっかりと空白になったからかもしれない。(あとは1年間の

          居場所を求めて。家族の新たな日々。

          部活動の地域移行における課題と現状は?

          部活動を民間に委ねる部活動改革が本格スタートして4月で1年。現状と課題について、最近の記事を追ってみた。 実際のところはまだまだこれからというのが現状のようだ。一方で地域によっては問題を抱えつつも前向きに取り組む事例も出てきている。岡山県赤磐市は地元の様々な指導者に協力を得た事例。近隣の岡山市ではJ2のクラブチームと連携した事例も。 以下は、3/24の読売新聞の記事だが、事例を含め、問題点も深堀りされ示唆に富んだ内容だった。 順調に進んでいる地域でも、費用面では地域の理

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          教科書検定。デジタル対応とデジタル教科書の行方。

          教科書検定とは、民間で著作・編集された図書について、文部科学大臣が、教育課程基準及び教科用図書検定基準に適合しているかどうかを審査するものとのこと。 2025年度から中学校で使用される教科書の検定結果が3/22公表された。 紙の教科書に、動画などのデジタルコンテンツにリンクするQRコードを盛り込む動きが活発化しているとのこと。紙の教科書からもデジタルの活用が広がっているようだ。 そういえば、デジタル教科書の本格導入は、2024年度に予定されていたはず。たしか英語のデジタル

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          教育DXに係るKPI策定の方向性について(文部科学省の報告より)

          教育家庭新聞の3/5の記事。 文部科学省が2月26日、第3回デジタル学習基盤特別委員会を開催し、その中で「教育DXに係るKPIの方向性」について報告・討議したという内容だ。 ちなみに文部科学省の資料は以下を参照。 文部科学省【資料5-1】教育DXに係るKPIの方向性等について 個人的な注目点は、 「学びの保障」の「希望する不登校児童生徒への授業配信を実施している学校100%(R8目標)」。これを実現するためには学校または教育委員会単位で、ライブかオンデマンドでの配信環境

          教育DXに係るKPI策定の方向性について(文部科学省の報告より)

          もう願書出し忘れはゼロへ。ICTで実現する確実な願書提出

          起こり得るミスだし、実際に起きてしまった。 いろいろ意見はあるだろうが、人間、ミスは必ずある。 つい先日まで受験生の親だった私にとって、当事者の悔しさ、痛い程わかる。我が家は高校生だったので、全てインターネット出願で、自分で手続き。だからミスをしても自分の責任だし納得できる。 中学校職員の皆さんも、些細なミスが子どもの人生を左右する結果になってしまい、痛恨の極みだろう。教職員の皆さんの負荷を軽減するためにも、インターネット出願が不可欠だ。 文部科学省「高等学校入学者選抜に

          もう願書出し忘れはゼロへ。ICTで実現する確実な願書提出

          昭和と令和では勉強方法は違う?

          息子の勉強態度をみて、ついつい自分の頃と比較してしまう。 私が学生時代のときは、参考書が、マーカーや付箋の書き込みで満載になっていたものだ。 一方、息子の参考書は汚いのだけど、なんだか綺麗なのだ。 本当に勉強してるの?と何度いいそうになったことか。 ところが先日以下の記事を読んで、あれっと思った。 たしかになあ・・・。 英語の勉強も、昔はひたすらノートに書いていたけれど、今はレアジョブのようなオンラインの英会話サービスもあるし、洋楽や映画から勉強する方法もある。 昔は、

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          子どもの自殺の現状と、高校を卒業する息子に送る言葉

          子どもの自殺数が高い水準で推移している。 令和4年には、小中高生の自殺者数が512人となり、過去最悪を更新した。令和4年の調査では、小学生が17人、中学生が143人、高校生が352人となり、高校生が全体の68.9%を占めている。特に高校生の男子が増加し、全体の45.5%を占めた。月別では、6月、9月、3月の順に多く、入試や進路などの影響が考えられる。 https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/001079456.pdf 「令和4年の「

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          子どもの心の健康管理:「心の健康観察」導入の背景。

          各地の教育委員会で「心の健康観察」の導入が相次いでいる。 「心の健康観察」とは、子どものこころの健康(抑うつ・不安)を定期的に観察して支援ニーズのある子どもを早期発見、早期支援体制の構築をすることで、不登校やメンタルヘルスのさらなる悪化の予防を目的としたものだ。 令和5年の児童生徒の自殺者数は507 人(暫定値)と昨年と同様に高い水準であることが伝えられている。 文部科学省は、事態解消のために令和5年度補正予算にて、心の健康観察の導入に10億円を投じており、各地の動きは

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          大学卒業後、いきなり担任をもたされることへの戸惑い。

          「ついこの間まで大学生だったのに、4月からいきなり担任を持たされるんですよ。不安です。」 近所の女子大生の言葉だ。 彼女はこの春、近県の教育委員会で教職につく。 仕事柄、教員の疲弊をよく聞くので、彼女の不安にどう答えればよいのか思わず言葉に詰まった。 「手を抜けるところは極力抜いて、あんまり頑張りすぎないでね」とごまかすようになぐさめた私に対して、先程の彼女は続けた。 「成績表も、手書きの温かさは欠かせない、っていう校長先生もいるらしくて。だからまだまだ手書き文化も多そうで

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