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SONG

眠らない街の外れに生きてる俺のイラダチ
真夜中に響くサイレンと風の音で
今夜眠れない

変わり続ける街に焦って
変わらない自分をキズつける
遠い海から辿り着くメロディを
子守唄にしてまた寝返りを打つ

欲望と絶望が背中合わせ
俺を駆り立てる
立ち上がることさえ躊躇して
震える鏡の中

どんなにお前に気持ちを伝えたいか
分かって欲しい
季節外れの花畑の中で
恵みの雨がきっと降り注ぐ

生きてこその苦しみ
生きてこその輝き

嗚呼 例えわずかでも
大好きなお前と過ごせるのなら
他になにが
嗚呼 お前に届けよう
癒えない心
言えない言葉
唄に託して

明け方に出来上がった唄を歌う頃
お前が起きだす
想いが刺すように伝わってくるから
沈黙が重たい

遠くを見つめるその眼が
何かを俺に語ってる
新しい唄を歌ってあげるから
やさしく笑ってよ

生きてこその苦しみ
生きてこその輝き

嗚呼 わずかな温もりで
俺たちは今日をしのげるだろう
きっと 多分
嗚呼 お前を抱きたい
何度でも何度でもいつまでも
このままこうして

嗚呼 例えわずかでも
大好きなお前と過ごせるのなら
他になにが
嗚呼 お前に届けよう
癒えない心
言えない言葉
唄に託して

生きてこそのよろこび
生きてこその輝き

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