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[6][Dir en grey]GAUZE

中学の頃、Dir en greyに夢中になってましたねぇ。インディーズ時代から好きでね。ビジュアル系好きな少年時代を過ごしていた時に、好きな要素が全て詰まってるバンドだったんですよ。ビジュアル系バンドの王道をいく感じだったね。
今聴くと初期のDir en greyはBUCK-TICKだったりLUNASEAだったり初期黒夢の影響を強く感じますね。
派手でカッコよくて、攻撃的な楽曲だったり、歌メロはキャッチーで聴きやすかったりで好きでしたねぇ。好きでしたねぇとかにすると今は嫌いなのかというと、それはなくてね。

今でもアルバムがリリースされたら、しっかりと聴いている数少ないバンドです。
JEALOUSとかI’llとかミニアルバムのMISSAとか聴いてたんすよ。インディーズで日本武道館公演とかインディーズ時代にメジャーのオリコンチャートに8位?だかにランクインするくらい、物凄い勢いのあるバンドだったのね。
んで、その流れのままメジャーデビューしたんすよ。XJAPANのYOSHIKIさんプロデュースで[ゆらめき][残][アクロの丘]とシングル三枚同時リリースという、話題性とかもあって一瞬で人気バンドになったんですよね。
その後も、[Cage][予感]とリリースしていって、満を持してのメジャーフルアルバムが、この[GAUZE]なんですよね。

当時は、ビジュアル系どっぷりだったので、他にはJanneDaArcとかLUCAとかRaphaelとかSEX MACHINEGUNSとかLAREINEとかLaputaとかROUAGEとかFANATIC◇CRISISとかD-SHADEとかD≒SIREとかJILSとかMalice Mizerとか聴いてましたね。あと他にもインディーズのバンドも掘り下げて聴いてましたね。

この中でもDir en greyは特にハマっていて、人生で初めてのライブもDir en greyだったくらいハマってましたねぇ。そうそう、ギターのDieさんのプレイスタイルが好きで、その流れでD’ERLANGERに行き着いたという感じなので、思い入れのあるバンドですね。

本当はセカンドアルバムの[MACABRE]にしようかと思ったんですけど、初めて観たLIVEの話もしたいので、またの機会で笑
ちなみにDIR EN GREY表記では無いのは敢えてですので。この頃はDir en grey表記でしたの、今回は小文字で書きますね。

コテビジュ時代ですね。懐いな。。


[1]GAUZE -mode of adam-
オープニングSEですね。
[2]Schweinの椅子
実質的なオープニングナンバー。Dieさん作曲の楽曲でございます。Dieさんの一郎さんに対する愛を感じるピッキングハーモニクスを織り交ぜたリフで始まります。ギターリフの裏でボーカルの京さんがドイツ語でGeist Seele Wille Zelleと呟いて、テンポアップにシフトすると共に呟きからシャウトと野太いコーラスで攻め攻めになります。
LUNASEAの名盤[MOTHER]のオープニングナンバー[LOVELESS]はドイツ語でeins zwei drei vierと[1234]とカウントするのに対してDir en greyはドイツ語でGeist Seele Wille Zelleと[精神 魂 意思 細胞]と叫ぶのがビジュアル系の新しい形なのだというのを知らしめた曲ですね。
何気にeins zwei drei vierとも最後に叫んでるとこにLUNASEAに対するリスペクトを感じますね。
[3]ゆらめき
シングルにもなっているドラムのshinyaさん作曲の3曲同時リリースされた
中でも最もシングル曲らしいキャッチーな曲ですね。ド頭からサビで始まり、Aメロで落としてBメロで更に落としてサビでガツンといく。ビジュアル系の王道をいくナンバー。サビのドラムの頭打ちとか。
間奏がギターソロというよりノイズソロみたいな感じなんですよね。当時のインタビューで薫さんがギター抱えてエフェクター何個も繋いでノイズ発生させたのを、そのまま使ったらしいです。
普通にメロディアスなギターソロでも良いとこを、敢えてノイズまみれにするというセンスは斬新なんですよね!

[4]raison detre
存在理由って意味のインディーズ時代からある楽曲ですね。ベースのToshiyaさんとドラムのshinyaさんの共作です。メロディは切ない系でビジュアル系の王道でございます。
普通にリズムパターンだけ聴くとダンサブルな感じなんですけどね。そんな感じがまるでないのがDir en greyなんです。
Dir en greyのギターアンサンブルって音色で歪みとクリーンみたいにパキッと分かれている事もあるんですけど、2人でお互いの隙間を縫うようにカッティングをしたりするんですけど。それがバンドの個性になってるのかなぁ。
この曲のギターソロはビジュアル系らしい王道のメロディアスなソロですね。
[5]304号室、白死の桜
Dieさん作曲のミディアムテンポのロックナンバーです。コード進行もシンプルで3コード位で構成されている楽曲です。Dieさんの作る楽曲ってシンプルなコード進行でメロディアスな曲が多いんですよね。
ライブではDieさんがアコースティックギターとエレキギターを弾く姿が印象的ですね。あと間奏のギターリフも印象的!
この楽曲はねぇ〜。ほんとにドラムを聴いて欲しい!間奏のドラムが物凄いんですよ!
Dir en greyのshinyaさんってD’ERLANGERのtetsuさんみたいに手数が凄いんですよね。最近では、その複雑なドラムプレイが海外でも評価が高いんですよね。shinyaさんはXJAPANのYOSHIKIさんを尊敬してて、BUCK-TICKとかAIONとか聴いてたりで根っからのビジュアル系好きな方なんですよね。
[6]Cage
シングルにもなった。薫さん作曲。
XJAPANのYOSHIKIさんプロデュースの楽曲ですね。
最初のオルゴール部分はYOSHIKIさんらしい感じだよね。
「時計は左回りでも犯した罪は変えれず」って、いかにもビジュアル系らしい歌詞よね。
テーマは重たいんですけど、メロディはキャッチーというのがDir en greyの個性でもあるのを表現した曲です。
この曲はベースソロだよね、やっぱり笑
わたくしの世代でベースを弾いてる人はこぞって、この曲のベース弾いてたな笑
Dir en greyの曲はこの曲だけなら知ってるし、練習したって人いますよね。。
Toshiyaさんって、L'Arc-en-CielのtetsuさんやXのTAIJIさんやLUNASEAのJさんと並ぶくらいにベースっていう楽器のカッコ良さを、この界隈に伝えた方だと思うんすよね。
長身でイケメンで腹筋バキバキで、アニメから出てきた様な人なんですよね、Toshiyaさんって。
GAUZEツアーファイナルの残での近未来的なベースは凄かったなーアーム付いてるんだっけか。
基本的にベースのフレーズもルート弾きよりも、歌うようなメロディアスなベースフレーズが多いのもDir en greyの特徴なんだよなぁ。
みんな憧れてたなー。
[7]蜜と唾
薫さん作曲のスピードナンバーですね。
「加害者の僕から被害者の君へ」と京さんの言葉と共にキメ、ブレイクの応酬でライブではオーディエンスの皆様首がもげそうな曲ですね。
この曲は薫さんは単音で攻めて、Dieさんはドラムのスネアに合わせて裏打ちなんですけど。
若い時は弾けたけど速すぎて、今のわたくしがやると表か裏かわけがわからなくなりますね笑
[8]mazohyst of decadence
薫さん作曲の思わず飛ばしたくなるダルい楽曲です。エレキシタールの妖しい音が印象的なスローナンバー。
インタビューで「聴くのしんどくて飛ばしたくなる曲を書いてたみたかった」みたいな事を仰ってたんですけど、未だに聴けない笑
[9]予感
Dieさん作曲のシングルにもなった、ファンの中でも人気の楽曲ですね。何気にドラマタイアップにもなった曲。
Dir en greyにしては珍しく明るいポップな曲なんですけど、歌詞は決して明るい世界観ではないんですよね。明るくポップなんだけど歌詞はハイパー切ない系というのは、ある意味ビジュアル系の音楽らしいのかなぁと思えますね。ポップで歌詞もポップだとつまらなく思えたんですよ、学生の頃は笑
最後のサビの京さんの語りとギターソロだけ突然転調してるのが良いスパイスになってますね。
[10]MASK
薫さん作曲のアップテンポナンバーですね。
何気にこの曲がかなり好きなんですよね。
LUNASEAのEDENってアルバムの[STEAL]という曲を彷彿とさせる、演説のような雰囲気から始まるんですけど。これは絶対に意図的にしてるな笑
んでね、、何が好きかって!ギターのカッティングがカッコイイんすよね!
薫さんもDieさんもお互いに16分でカッティングしてるんですけど、別々のカッティングアプローチなんですよね。LUNASEAだとSUGIZOさんとINORANさんで音色が全く違ったりとか、そもそもキャラクターが違ったりするんですよね。XJAPANだとユニゾンだったり。BUCK-TICKだと星野さんが土台を支えて、その上で今井さんが遊んでたりとか。Dir en greyってギター2人で同じアプローチはするんですけど、ニュアンスの違いで差別化してたりするんですよね。この曲もギターソロだけ部分的に転調してたりと、今聴くと面白いギターだなーって。
[11]残-ZAN-
薫さん作曲のMステで伝説を残したシングル同時リリースの中でも最もシングル曲らしくない楽曲です。黒夢の[親愛なるdeath mask]を彷彿とさせる高速ナンバーです。
もうねーこれはねーこれ以降のビジュアル系に与えた影響が凄まじいよね!
わたくし世代だと、セッションといったらこれ!ってくらい笑
このイントロはわたくし世代のビジュアル系やってた人なら弾けるんじゃないかなーくらいだよね。
ドラムがスタスタだからメロコア感あるんですけど、このギターの音が乗るとビジュアル系になるんですよね。
取り敢えずYouTubeで聴いて笑
[12]アクロの丘
薫さん作曲のシングル同時リリースの中でもシングルらしい曲ですね。ゆらめきほどではないですが。
最後に相応しい壮大なバラードナンバーです。
何気にインディーズ時代から数えても初のバラードなんですよね。こちらもYOSHIKIさんプロデュースなんですけど、YOSHIKIさんの雰囲気も感じられる楽曲ですね。
初めて聴いた時に「へー意外だなー」って思いましたね。Dir en greyってバラードのイメージ無かったんすよね。取り敢えず激しくてメロディアスってイメージだったんで。
丘戦争とかありますが、わたくしはアクロの丘が好きよ笑
[13]GAUZE -mode of eve
最後はSEですね。

とまぁ〜こんな感じで笑
ビジュアル系好きなら愛が伝わるんじゃないかな笑
DIR EN GREYは今でも好きなバンドでアルバムも全て持ってるんですよね。
1番好きなアルバム選べって言われたら[UROBOROS]かな〜。あれはビジュアル系とかじゃなくて邦楽史に残すレベルの芸術性だと思ってますね。
音楽性が目まぐるしい変化したり、今現在ではビジュアル系という枠に収まることなく活動してるんですよね。それこそ、日本のバンドでは珍しくヨーロッパとかそっちの方でツアーしてたりね。
自分がガキの頃に夢中になってたバンドが、今年デビュー25周年で過去の曲を再録して出してくれたり、海外でライブやってると思うと嬉しいよね。

UROBOROS時代はメイクしてなかったんだよね。

THE FINALって曲があるんですけどね。
この曲をやってるライブ映像見て感動したんですよ!
なにが?!って!
外国の方々が、この曲をライブで合唱してる姿に感動したのよ!しかも、日本語でね。
英語の歌詞とかじゃなくても、日本語で充分に世界に向けて音楽やれる事を証明出来たバンドなんだよなぁって。海外の雑誌で表紙になったりとか、ほんとに嬉しいよね。
これからも応援したいね。。

ココ最近はまたメイクしてますね。

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