中途半端に旅の思い出録㉛天川村

ごきげんよう。日本全国の47都道府県を旅行した私が旅の思い出を振り返る企画。今回31回目となります。今日もよろしくお願いします。では行きましょう。

奈良県・天川村
今回は私の住んでいる大阪の隣県の奈良県です。隣県なるがゆえに小中学校の遠足なんかではしきりに行かされたので、大人になって旅が趣味になってからはむしろ行かなかった場所です。
ほぼ全都市をクリアーするくらいになってから、心臓なんかも悪くなったり、一人旅から家族とともに旅行するようにもなって、むしろ近場が旅の主体になっていきます。そんな訳で、また奈良にもよく行くようになります。
やはりよく行くのは奈良市内が多かったです、子供時代は面白くもないお寺なんかも、年を取ると趣も感じます。一応は無神論者ですが、まあ気持ちの問題なので行けばお祈りくらいはします。その分当たると全く思ってないので当たらなくても文句は言わないし。という事で話がそれちゃいましたね、行ったのは奈良市内が多いんですが、今回は天川村を書きましょう。2回行って、9年前と7年前なんで比較的最近の方になります。私は推理小説をよく読んでいたんですが、内田康夫先生の『天河伝説殺人事件』という話がありました。その舞台になりますが、ドラマの内容なんかとかぶるところは全くないので、ご了承下さい。1回目は一人旅で2回目は母と二人で旅しました。二回目の方がタクシーで見どころを回ったり、老舗旅館の結構いい部屋に宿泊したり、帰りに近鉄特急の青の交響曲に乗ったりと、見どころは多そうですが、とりあえず、一人旅の1回目の話にしますね。性格がひねくれてるのですみませんね。
一回目の旅は行く前から天気予報が最低でした。かといって予約しているので行かない訳に行かないし、蛍の季節らしいですが、雨なら蛍も星も見えないのにはるばる電車とバスで何しに行くのやら、まして荷物に傘が増えて歩きにくいし、相変わらずと言えばそうだけど。朝から土砂降りの中、何するか分からない旅にスタート。行く先でいいことあればいいけど、自分の人生考えると期待薄かな。
雨の中、バスから南海電車、近鉄電車と乗り継いだ後、最後のバスで天川村の洞川温泉を目指します。バス停に着いてすぐにバス停そばの食堂でアマゴ定食と串カツを食べます。昔は地元の美味い料理を食べずに、普通のどこでも食べられる料理を食べていたので、さすがに成長していますね。おいしかったです。
宿泊先が地図で見ると一番温泉街の遠い場所なんで雨だけにきつかったですね。景色を観つつ歩きますが、人は少なめなので個人的にはいい感じです。こういう町並みとか好きだなあ。街の中には結構温泉街なので小規模な旅館みたいなのがあって。タマにお土産屋らしきところもありますが、一番多いのが、陀羅尼助(だらにすけ)とか言う、地元に伝わる万能薬みたいな薬。効くのかどうかは知らないけど、こればっかり売られても困るわ。あちこちで売ってますが。それ以外売ってないことが多いので、少し困る。
かなり歩いて私の今回の宿を発見しました。中華料理屋さんが経営されているプチホテルで部屋は2部屋(当時)食事はお店の中華を食べますが、中華好きだし、おいしいし、とても感じの良い所でした、私もお勧めします。2年後来たときは母と一緒だったので老舗ホテルに行ってしまったのですが、次回があればまた行きたいですね。(老舗ホテルの方も良かったですが)
夕方雨が止んだので散歩しましたが、お土産屋らしきところに入ってせっかくなので何か買おうと思ったのに、陀羅尼助以外は羊羹と水くらいしかない。お土産らしいものがほぼほぼない。まあ土産で余計な買い物して使うタイプなので、おかげで土産は安くついたかも。後、その時、往復のバス代だかを奈良県が補助してくれたらしく、バス代儲けたという事があったようです。多分その時だけだったと思うので、行く人は期待せずに。もしやってればラッキーくらいで行くといいことあるかもしれませんよ。ちなみに、2年後も星は見られなかったので、いつか星を見れればいいな。

だらにすけ 万能薬が ここに在り

万能薬の陀羅尼助、一家に一袋あると便利ですよ。ちなみに一応買って帰ったけど効いたのかなあ。まあ捨てた記憶もないので多分効いてます。多分。皆様も天川旅行して是非!


頑張ります。