社長と代表取締役って何が違うの⁈
みなさんはその企業について考えたときに思い浮かぶ人はいますか?
おそらく多くの人が広告のイメージキャラクターに起用されている芸能人やスポーツ選手を思い浮かべるのではないでしょうか?
そのようなイメージキャラクター以外にも最近では企業の顔として表に出るようになったのが、その企業のトップである『社長』です。
今回は企業のトップについてです!
実は社長は呼称⁈
企業のトップといえば『社長』を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
最近では自ら企業の代表として表に立つ人も増えており、企業のトップと言われたら『=社長』のようなイメージが定着してきていますね。
よく似た肩書きで『代表取締役』というものもありますね。
表向きでは『社長』と名乗っていてもホームページなどでは『代表取締役』と表記されている場合がありますよね。
この『社長』と『代表取締役』は何が違うのでしょうか?
代表取締役は会社法で定められた役職ですが、社長は会社法に定めのない一般的な呼称です。
実は「代表取締役」とは、会社法という法律で定められた肩書きです。
一方で「社長」とは法律で定められた呼称ではなく、あくまで商習慣上、会社の最高責任者やトップを表す呼称なのです。
代表取締役社長は?CEOは?
では『代表取締役』と『社長』がセットになっている『代表取締役社長』はどうなのでしょう?
実はこの場合も会社法上の役割と一般的な呼称とを組み合わせて、わかりやすい肩書きで名乗っているだけなのです。
同様に会長やCEOなども会社法の定めはなく、一般的な呼称です。
代表取締役は必ず必要?
株式会社を設立する際は、取締役を1名以上、取締役会を設置する場合は3名以上置く必要があります。
代表取締役は、取締役の中から選定されますが、複数名を選定することも可能なのです。
実際に、複数名の代表取締役が選定されている場合もあります。
取締役が1名しかいない場合は、その人が代表取締役になります。
ただし、代表取締役は全ての株式会社において必ず選定しなければいけないわけではありません。
代表取締役を選定しない場合は、全ての取締役が会社の代表者ということになります。
肩書きもいろいろあるけれど…
いかがでしたか?
代表取締役とそれ以外の肩書きの違いが少しイメージしやすくなったのではないでしょうか。
『社長』や『CEO』と聞くと、なんだか凄く偉い人でその会社の代表者というイメージが強いですが、どちらも実は呼称だったというのは知らなかった人も多かったのではないでしょうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?