特別

最近、ひとつ、歳を重ねました
特段変わったことはないけれど
おめでとうのたったひとことに、
その都度涙腺がやられそうになりましたね

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

特別って
他とは一線を引いて
自分だけの大事なところに
残しておくもの

だから自分だけの感情で
特別の対象を守ります

特別なモノだったら
額縁に入れて飾ったり
箱に入れて置いといたり
手入れを欠かさず行ったり
大事にしまっておいたり
大事にしてるんだってことが一目でわかる

特別な人は
“自分にとって“ってのが先行だから
自分から色々アクションするわけです

車道側を歩くだったり
料理の最初のひと口目をあげるだったり
ドアを開けてあげたり
好きなものを買ってあげたり
そんなささいなこともあれば

抱きしめてあげる
慰めてあげる
寄り添ってあげる
支えてあげる
そういう人の愛情とか温もりを与えることもある

女性が母親になれば
我が子はもちろん特別だし

男性がひとりの女性と
一生を添い遂げるときめたら
その相手は特別だし

同性異性年齢関係なく
すきになってしまえば
その人は自分にとっての特別で

特別のカタチは誰にも決められないし
誰かが決めるものでもないから

他から見て
普通と違うことって
オープンにできる人もいれば
自分の中に隠してしまう人もいる

そもそも普通なんてものは
その人の価値観で凝り固められた
ただの固定概念だから

自分にとっての普通なら
堂々としてればいいものです

そして自分にとっての特別なら
もっと大切にしてあげればいいものです

それがモノであれ人であれ
場所であれ思い出であれ

特別だと思うなら
自分のやり方で
最善を尽くしながら
大事にしてあげるべきかなと

でもいつかそれが
壊れてしまったり
伝わらなかったり
無くしてしまったり
忘れてしまったり
傷つけてしまったり
離れてしまったり

大事に大事にしてあげてたものでも
いつかそうなってしまうかもしれないけど

そうなるまでに
自分の最善を尽くせたなら

心の中に一生残る宝物に
変わったと思えばいいんです

そしてもし、
この世界から旅立とうとする瞬間の
たった1秒でも
その“特別だった宝物“をふと思い出せたら

もうそれは
かけがえのない人生の中で
誰にも奪われることのない
お金で買うこともできない
自分だけの生涯の賜物です

だから今思い浮かぶ
自分にとっての特別を

どうか命絶えるまで
大切にしてあげてください

その特別を失う怖さもあるけれど

その恐怖に負けず
最善を尽くしてください

自分なりの最善を
日々更新していけるように

そんな豊かな人生を
送れますように。