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金か時間か

こないだ高校の同級生たちと久しぶりに会って飲んだ。話を聞く限り大学生活を謳歌しているようだ。パチンコ、飲み、キャバクラ等々… 普通に羨ましくなった。

パチンコやキャバクラとかのような18以上になってからできるような遊びをまだしたことが無い。もう22になってしまったのだが。何故してないかは単純に金がないからだ。

大学生となると大抵の人がバイトをすると思う。そこで稼いだ金で大学生活に彩りをもたらして各々楽しむのではないか。さっき挙げたパチンコとかもそのうちの1つだろう。実際高校生の自分も大学生になったらバイトはするだろうと思っていた。

そして自分が大学生になった。もちろんバイトをしようと考えるわけだ。だが、シンプルにダルくなってしまった。一言で言えば「ダルい」になるが、細かく言うと田舎だからバイトの種類があまり無かったとか、時給が安かったとか、家から遠いとかそんな言い訳になる。

ダルかったのもそうなのだが、時間が勿体なかったのも理由だ。バイトして貰える金は労働の対価だが、時間も犠牲にしている。いわばバイトをするかしないかは金を取るか時間を取るかの2択になる。その結果自分はバイトをしない、つまり時間を取ったのだ。

バイトをしないという決断をした結果どうなるのか?これはあくまで自分の場合だが、「ありあまる時間を金の無い中過ごす」ことになってしまった。バイトをせずに時間を守った訳だがそもそもそんなに何をしたくて時間を守った訳ではない。そうなるとただ時間を持て余すだけだった。
暇だけど金は無い。だから金がかからない趣味をいくつか生み出した。散歩、サイクリング、立ち読み、図書館とか。それはそれで楽しい。だがちょっと薄味なのだ。刺激が足りない。最近はずっとそう思っている。

大学生活で1番学べたことは金銭感覚かもしれない。バイトはしてないから親の仕送りで過ごしている。その中でどう1ヶ月生きるか。一人暮らしをしていく上でそれを自分で考えることが楽しかった。スーパーに売ってる飲み物や惣菜やお菓子の値段なんて一人暮らしするまでは全然知らなかったけど、今は何が安いかどこが安いか大体わかる。スーパーとかで好きに食べ物飲み物をカゴに入れされてくれた親はスゴかったことも大体わかった。

おそらくこれからも一人暮らしが続くだろう。そうなるとやっぱりある程度お金が欲しい。大学生活で金の重要性が身に染みて分かった。だからそれなりに働いて稼ぎたい。まあ今は卒論で忙しいし、来年大学院生になって暇があるかは分からないが。正直もうスーパーでマウントレーニア1つ買うのを我慢するのは嫌なんだ。スーパーであまり考えずにカゴに入れれるぐらいにはお金が欲しい。できるだけ早くそうなりたい。

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