自己紹介とかいう自意識さらけ出しイベントを乗り越えたい。
自己紹介とかけまして、蚊取り線香とときます。
その心は、、、
いつでもキンチョーです。
先日の投稿でも書いた通り、いろいろなnoteクリエイターの初投稿を読むのが好きです。
初投稿で自己紹介をされている方はたくさんいます。
そのため2本目の記事は自己紹介をしてみようと思っていましたが、いざ書き始めると何を書けばいいのかわからず、タイピングする手が止まりました。
これまでの30年で大きく育った自意識が、僕に素直な自己紹介を許さないのです。
自意識①他人から「見られたい自分」に囚われて
「自分はこんな人間だ」と伝えればよいのはわかります。
しかし気が付くと「他人から『自分はこんな人間だ』と思われたい」という内容を話してしまうのです。
休みの日はyoutubeを見るだけで一日が終わることもザラなのに、だらしない奴と思われたくなくて「休日は映画をみたり買い物に出かけたりして過ごしている」と言いがちです。
イキってる奴と思われたら嫌なので、「コーヒーを淹れたり、お香を焚いたりするのが好き。」と自己紹介では言えません。
自意識②「会社名をアピールするのはダサい」という歪んだコンプレックス
自分が所属している会社やコミュニティを自己紹介の軸とする方法もありますね。
でもその場合、「自己紹介で会社名をアピールするのはダサい」という歪んだ自意識が顔を出すのです。
自分はこれまで
教育業界→皮革製品のリペア→キャリア支援業界
という職歴を歩んできました。
それぞれの業界で成果を上げてきた自負はありますが、いわゆる有名企業での職務経験はありません。
そのため華々しいキャリアや大企業の肩書に、コンプレックスがあるのだと思います。
具体性のある趣味をサラっという奴は、かっこいい
好きなもので自分を語れるやつはカッコいいし芯があると、僕は思っています。
僕が出会った最高にかっこいい自己紹介は、高校1年の4月、同じクラスのF君のものです。
高校1年の4月は「モテたい」「カマしたい」という自意識のピークともいえる時期です。
案の定、僕も含めたモテたい男たちが、よく聴く曲や好きなブランド、部活でどれだけ活躍しているかを語り、「自分はいかに普通の奴らとは違うのか」アピールしていました。
そんな中、F君は颯爽と教壇に立ち、「自分はなぞなぞが好きです。一日中なぞなぞを解いて、オリジナルのなぞなぞを考えています。」とまっすぐ言い切りました。
なんの衒いもなく自分の好きなことを述べる姿に、高校1年生の僕は胸を打たれました。
F君は自己紹介の締めくくりとして、
「3分きっかりで赤と青が入れ替わる歩行者信号があります。この信号は1日の中で、赤と青どちらのほうが長い時間点灯しているでしょう。答えがわかったら教えてください。」
と出題して、また颯爽と自分の席へ帰っていきました。
かっこよすぎました。
好きなものは好きなのだから、周りの目なんて気にするな
ラジオも映画も本も好きです。
スニーカーもファッションも好きです。
切り絵も自転車もKOHHも星野源も好きなのです。
毎朝コーヒーを淹れて飲んでいるし、色々なお香を買って部屋で焚く時間は至福です。
カセットテープも最近気になって、最新の音源をカセットに録音して聞いています。
Podcastを始めるために、録音用のマイクも買いました。
素直に言葉にすればいいのです。
でも、自意識が邪魔をしてできない。
「かっこつけてると思われたくない」「自分より詳しい人がいる」という引け目があるのです。
自己紹介で所属も言えばいいのです。
ダサいダサいと繰り返して、しょうもない自意識に縛られて、歪んだ自分を紹介する僕が一番ダサいんです。
周りへの受けを考えずにシンプルに自分のことを言えるやつがかっこいいよ
「歪んだ自意識を手放す」ことが、これからの人生のテーマです。
あらためまして、あなぐらです。
歪んだ自意識を持った30歳の男です。
まずはこの自意識を言葉にして手放すためにnoteをはじめました。
これからもよろしくお願いします。
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