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基礎的なカウンセリング技法の習得を. 促進するモデリングと言語

vol.0007
■下記の論文から
『基礎的なカウンセリング技法の習得を. 促進するモデリングと言語』河越隼人 著 · 2011 · 被引用数: 2 — . 河越 隼人 杉若 弘子 同志社大学.
心理学研究2011年第82巻第5号 pp.473-479
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/82/5/82_5_473/_article/-char/ja/

▶︎目的
本研究では、いいかえ技法のモデリングにモデルの遂行内容の言語化を取り入れた上で、モデルが実演する課題よりも何度の高い課題を実験さんk者に提示し、モデリングで習得した技法がより難度の高い課題に対応可能であるかを検討する。

▶︎考察
本研究で得られた結果から、次のことが示唆される。マイクロカウンセリングによる訓練を受けたものは、難度の低い課題を用いて技法を習得しても、実践で遭遇するであろうより複雑な話題にもその技法が応用可能である。さらに、マイクロカウンセリングにおけるモデリングでは、観察者自身によるモデルの遂行内容の言語化が技法の習得と保持の両者を促進する。
また、他者による言語化でも、単にモデル対象にさらされるよりは技法の保持が高まる。この知見は、マイクロカウンセリングにおけるモデリングに、モデルの遂行内容を言語化する過程を取り入れる重要性を示唆している。

今日の私の面白Point:言語化することの重要性
言葉にすることは思っている以上に重要であることが伺える。それはカウンセリングの場に限らず、日常においても重要だと感じる。私は言語化が難しいと感じる場面が多いが、それでも言語化することをやっていこうと思った。

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