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スマホゲーム業界からの転身。データエンジニアとしての成長機会があふれる環境で新たなチャレンジへ

こんにちは。ナウキャストHRの木下です。
Finatextグループのメンバーを紹介していく社員インタビュー。今回は、データエンジニアの大城翼さんにお話を伺いました!

大城 翼 - 株式会社ナウキャスト データエンジニア
地元である沖縄の大学を卒業後、複数のスマートフォンゲーム開発会社にてエンジニア、ディレクターとして開発・運営に携わり、数名から50名規模のチームでの新規プロダクトの企画・開発・リリース・運用、チーム育成まで幅広く経験。前職のゲーム運営会社にて、データエンジニアとして新規のデータ分析プロダクトの立ち上げ、社内データ分析基盤の開発等に従事した後、2022年9月にナウキャストへ入社。現在も沖縄からフルリモートで勤務しており、プライベートでは二児の父親。

これまでスマホゲーム業界のアプリエンジニアからプランナー、ディレクターとしてご活躍されてきた大城さん。前職で初めてデータエンジニアの仕事に従事し、その魅力や面白さに惹かれていったといいます。

その後、データ分析やデータ基盤開発などに仕事の領域を拡大。今回のインタビューでは、そんな大城さんのナウキャストへの入社の経緯から今後の目標についてお話を伺いました!


ナウキャストに入る前からあったスキルアップの予感

 
──本日はよろしくお願いします!大城さんは前職でデータエンジニアリングに初めて触れて、そこからデータエンジニアの道に興味を持ったそうですね。
 
そうですね。ちょっと面白いなって思ったのが始まりで、そこから徐々に「データエンジニアリングの領域を追求しながら価値を出せる仕事をしたい」「事業・プロダクトの成長を加速させることに人生を使いたい」と思うようになりました。

社内向けのデータ分析だけではなく、ユーザー向けのプロダクト開発をしたいという気持ちもあったので、「データがプロダクトになる」というナウキャストのビジネスは自身の志向とマッチしていました。加えて事業成長だけではなく新規事業の立ち上げにも携わることができる環境があり、色々なことが経験できて面白そうだと思ったので入社を決めました。

──ナウキャストに入社するまでの経緯も教えていただけますか?

きっかけはナウキャストからのスカウトでした。ただ、以前からナウキャストが発信する記事を読んだり、勉強会やイベントなどに参加していたため会社自体は認知していました。

──具体的にはどんな発信を見ていただいていたのですか?

データ基盤のCI/CDに関する記事が個人的にすごく印象に残っています。

前職でもデータ基盤開発においてCI/CDを導入したいと考えていたのですが、なかなか思うようにいかず悩んでいたので、非常に勉強になりました。

──大城さんがやりたかったことを、ナウキャストのエンジニアがすでに実践していたわけですね。

そうなんです。データエンジニアリングを極めたいと考えていたので、スカウトをいただいた時には「やりたいことに挑戦できるかもしれない」という予感がありました。

もちろん、ゲーム業界とは別の業界へ進むことに不安がなかったかというと嘘になります。ただ、それよりもデータエンジニアとしてスキルアップしたいという気持ちが強く、ナウキャストの選考を受けようと決めました。

相手を尊重できるチームメンバーが魅力的だった

──実際の選考はどのような流れでしたか?

流れとしてはスカウトのあとにカジュアル面談があり、面談後に選考に進む意思を伝えました。全体的に丁寧さを感じる選考体験で、気持ちよくスムーズにお話ができたかなと思っています。

選考の中で特に印象に残っているのは、沖縄在住の私に、まだ選考中にもかかわらずFinatextホールディングスCFOの伊藤さんが会いに来てくれたことです。人事の方から「CFOの伊藤がカンファレンスで沖縄に行く機会があって、もしよければ直接お話させていただくお時間をいただけませんか?」と連絡があったんです。本当に驚きました。

たまたま沖縄に来る機会があったとはいえ、選考途中の自分にわざわざ時間を割いてくれたわけですよね。「感動した」は言い過ぎかもしれませんが、本当にすごく嬉しかったです。

──入社後、フルリモートでのオンボーディングで苦労した点などはなかったですか?

オンボーディングではチェックリストの共有があり、その中に各事業の理解やチームの人と仲良くなるための項目が多く準備されていました。

個人的に良かったのは、社内のメンバーと1on1でお話しできる機会をもらえたことでした。特に私はリモートワークが前提なので、コミュニケーションの時間を多めに取れるように設計されていたことがありがたかったです。

また、オンボーディングとは別ですが、半期に1回のフィードバック評価の期間が私にとって重要な時間になりました。この期間は全社員出社が基本で、そこでは自分の振り返りと共に、一緒に働くメンバーからフィードバックをもらうことができます。

私もその時は沖縄から東京に出て、数日間滞在しました。直接フィードバックをもらうこと以外にも、メンバーと一緒に食事に出掛けたりと交流の時間を作れるので、コミュニケーションを一層深めることができるんですよね。

ナウキャスト代表の辻中さんや、Finatextホールディングス代表の林さんからフィードバックをもらう時間もあり、その時はモチベーションもめちゃくちゃ上がりました。一社員のことをこんなに丁寧に見てくれる会社だとわかり、ますます嬉しくなりましたね。

やりたかった仕事にチャレンジできる環境

──現在の大城さんのお仕事内容を教えてください。

POSデータとクレジットカードデータのパイプライン開発を担当しています。

POSデータのチームは4名体制で、主に機関投資家の顧客からの問い合わせ対応の調査や顧客へのデータのデリバリーを行う運用業務と、コードが古く保守運用が難しくなってきたデータパイプラインを作り変えるプロジェクトの推進を担当しています。

クレジットカードデータのチームには最近参画しましたが、こちらではパイプライン開発と一部の分析業務に携わっています。

──前職から業界も一変したと思いますが、金融や経済の知識も多く求められるのですか?

私も初めは不安がありましたが、現在の業務範囲では入社後すぐに金融の知識が多く求められるわけではありません。

まずはデータを提供してくださるパートナー企業様からいただいたPOSデータやクレジットカードデータを使える形に加工することがメインになります。多くが売上の集計データだったりするので、まずはデータエンジニアリングの観点でシステムを考えることに集中すれば良いわけです。

──新たに挑戦できていることもあれば教えてください!

ナウキャストでは一人のデータエンジニアが、PythonやSQLでスクリプトを書くだけでなく、Terraformでコードを書いてAWSインフラの構成をするまでが業務範囲です。変更を安全にデプロイするためのCI/CDの仕組みも合わせて整備します。

「データ基盤システムでCI/CD」は前職でもやりたかったものの力及ばずできなかったことなので、今まさにそれをできているのはとても楽しいですね。

後は、POS/クレカデータという、自身の生活と非常に近いデータに触れられることも面白いです。入社するまで「物価」や「経済」のことはほとんど知らなかったのですが、こんなに面白い領域があったんだなと思っています。

経験や知識が足りない部分は社内で学べる体制が整っていますし、優秀なメンバーも揃っています。入社してからもスキルアップできる環境があるので、できる限り技術や知識を吸収するようにしています。
日々学ぶことは非常に多いですが、入社前と比べて開発の際に思いつく実装アプローチの幅が広がったり、それらを検討する観点もより多く持てるようになり、データエンジニアリングのスキルは格段に上がったと実感していますね。

──今お話しに出た「学べる体制」ということですが、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

社内ポータルサイトにメンバーの気づきや学びが記事としてアップされているので、それを読みながら実際に手を動かすことができます。わからないところがあればすぐにメンバーに質問をしてキャッチアップしていくこともできます。

同じ開発でも人によって重点を置くポイントが違うので、たくさんの発見が得られます。困ったときはオンラインミーティングを実施して、実際にシステムを触りながら理解する時間も作ってもらえるので、周りのサポートに助けられながら新しい仕事も覚えることができています。

勉強や機材に関しての補助制度もあり、年間で12万円ほど(入社時期によって変動あり)自分に投資ができることも、新しい知識を得ることに役立っています。

また、「四半期に1回メンバー全員で資格を取ろう!」という流れがチーム内にあって、みんなで勉強会ができるのも楽しいです。実際にこの取り組みで、これまでに2つのAWS認定資格を取得し、年内にあといくつかチャレンジしようと思っています!

──組織やチームという視点ではどうでしょうか?

スピード感に驚きました。前職までは設計などで論点があった場合、意思決定をするまでに時間がかかるケースもありました。ナウキャストでは階層がないので、関わるメンバーで論点を出して議論すると「じゃあこれはこうしよう」とすぐ次に進むことができています。

これは自分たちが取り組んでいるシステムに関しては自分たちで決定して進めることができる、裁量の大きい組織形態だからこそ実現できているのだと思います。例えば、マネージャーに話を通さないと先に進めないみたいなことがほとんどありません。

──業務以外のプライベートの部分でも、変化を感じていることがあれば教えてください!

裁量労働制×リモートワーク勤務によって、かなり働きやすさは変わったと思います。
私は2人の子どもを育てながら業務をしていますが、平日の夕方は子どもたちをお風呂に入れることもできますし、仕事中に子どもが熱を出した場合もチームメンバーに一声かけて病院に連れて行くことができます。

以前までは業務時間が決まっていたので、途中で家事のために抜けることはできず妻一人に任せるしかなかったのですが、今は一時的に仕事を抜けて不足分をあとで取り戻すといった調整もできています。この変化は妻にも喜んでもらえていて、チームにもとても感謝しています。

チーム力の確立でパフォーマンスをさらに上げる


──今後の展望やチャレンジしたいことがあれば教えてください!

個人の目標では、データエンジニアリングの専門性をより磨きながら「チームとして成果を出す」ことにチャレンジしたいと思っています。今も少しずつですが、チームマネジメント寄りの業務に手を挙げながらプロジェクトに取り組んでいます。

──チームとして成果を出すために何が必要だと思いますか?

今は大きなプロジェクトも個人個人で進めることが多く、わからないことがあればお互いに助け合うという環境です。この方法でも一定の成果は出ますが、見方を変えると業務の属人化によって特定のメンバーに負荷が集中する可能性も高まってしまいます。

本来であればチーム力で達成するところを、ナウキャストの場合は個人の能力で達成できていることが驚きなのですが……。これが各人の能力を最大限に活かしてチームで回るようになると、業務スピードの安定や幅広いパフォーマンスの発揮につながり、さらに強くなると思います。

そのため、「チームで大きな成果をあげていきたい」という方にジョインしていただけると心強いなと思っています。

──まだまだ今後も拡大の余地はあるということですね。最後に、同じデータエンジニアとしてこの記事を見てくださっている方にメッセージをお願いします!

ナウキャストには各々興味がある領域を深く掘り下げて、それを共有する文化があります。特定のトピックに対して議論を繰り返し共有することが好きな方にとって、ナウキャストの環境は合っているかなと思います。

技術力を突き詰めつつもビジネスでインパクトを出すことや、チームで成果を上げることに関心がある方とぜひ一緒に働けたら嬉しいです。

──改めまして、本日はありがとうございました!


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取材協力:株式会社ソレナ

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